ランディ・マイズナー


今年、2016年1月、バンドの機動力だったグレン・フライが亡くなって、イーグルスは解散。

長い歴史に幕を降ろした。

彼の代わりはいないのだ。


1975年、アルバム『One Of These Nights』(呪われた夜)を最後に、

バーニー・リードンが脱退、ジョー・ウォルシュが参加。

新生・イーグルスとなり、やはり、カントリー色は薄くなってしまいました。

・・・と書いていますが、私がイーグルスの曲を初めて聴いたのは、

1976年、先行リリースされた『New Kid In Town』(アルバムより1日早い)

ラジオでは、ウェストコースト・ロックと紹介されていました。

乾いたサウンド、洗練された都会的でもあるメロディ、美しいコーラス。

すっかり、魅了されてしまいました。

それまで聴いていたものが、飛んでしまった。

(何を聴いていたんだろう?)

この辺りは、もう一つのブログで、随分、語らせて頂きましたが(笑)

そして、アルバム(『ホテル・カリフォルニア』)を買いに(笑)



Randy Meisner


丁度、中学1年だった私は、洋楽を聴き始めた年でもあったんですが、

すっかりイーグルスに夢中になってしまいました。

それまで、聴いていたものとは、サウンドの密度が違ったんですね。

ロックなんだけど、ある意味、クラシックのレコードを聴いているような感覚だったんです。


パートごとに考えられたアレンジ、正確でクリアな連動していくような演奏。

そして、歌が上手くて、コーラスがまた、美しい:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

こんなロックがあるんだな・・と。


その時の私にとっては、ジョー・ウォルシュは、当たり前のようにイーグルスのメンバーで

ロック色なんて言われることもわからなくて、

まして、カントリー・ロックなんて言葉もなかった(笑)

次にイーグルスのデビューアルバムを聴くまでは。

ただ、これがウェストコースト・ロックなんだ。と








━─━The Eagles━─━



ヘッドフォン 『New Kid In Town』
Words and Music by John David Souther, Don Henley & Glenn Frey

キーボードで始まり一斉に音が響き合う。キーボードと、その後を追うギターが印象的。
グレンの歌声に重なるドン・ヘンリーの歌声、コーラス、奏でる音・・・
それらが乾いたカリフォルニアの空気を想像させるのかもしれない。
でも、一番気になったのは、コーラスの層の上に時々聴こえるハイトーンだった。
うっすら綺麗に揺れるその声が心地良かった。
レコードからは、このライブのようにハッキリ聴こえては来ないんだけれど。
そんな、サウンドに、私は、青い空、パームツリー、
55年式のクルマ(笑)が走るメインストリートを想像していた。
そんな街でのストーリー。歌詞は、シニカルなんですが・・・









ヘッドフォン 『Hotel California』
Words and Music by Don Felder, Don Henley & Glenn Frey

70年代を代表する名曲。
ステージの後ろからドラムを叩きながら、淡々と犇々と語るように歌うドン・ヘンリー。
ドン・フェルダーのダブルネック・ギターも話題になりました。
ジョー・ウォルシュとのギターバトルは、二人の楽しんでいる様子が見ている方もワクワクする。
端正に、キッチリ弾くドン・F。感情が音に現れるジョー、目が訴えています。
「これならどうだ?」と(笑)顔でギターを弾くって、上手い表現ですよ( ̄▽+ ̄*)
そんなジョーのギター好きです。
(これでも、イーグルス時代のジョーは抑えてると思いますが)
そして、私にとっては、やっぱり、この音、弾むようなランディのベースの音にドキドキ(笑)
胸のこの辺に響きませんか?:*:・( ̄∀ ̄)・:*:




Hotel California - Eagles(1976)


様々な憶測で語られた歌詞。
ドン・ヘンリーが当時、こんな風に語ったコメントがある。

“ホテル・カリフォルニア”は大好きな曲さ。すごく自慢できる。すごくシニカルだけど、
まったくその通りなんだ。国の象徴たるイーグルの名を持つ僕らイーグルスは、
カリフォルニアを用いて、全米、あるいは全世界の縮図を表し、
建国200年記念のステートメントを述べたかったのさ。
一言で言えば、“我々はこれまでの200年間は無事にやって来たけど、これからも
生き続けたいのなら、我々は変わらねばならないんだ”と言って、人々を目覚めさせようとネ。