STAP細胞は、ベル研シェーンの有機トランジスタ、ソウル大教授のクローン胚ES細胞、と並ぶ世界三大研究不正に認定されてしまいましたw。常温核融合が入るのではないかと思いましたが、これを発表した研究者は論文を書いておらず、まだ研究が続いている(学会もある)ようです。

研究者が有名な論文にありもしないことを書く、こんなことは80年代では考えられませんでした。研究不正が大きなニュースに取り上げられるようになったのは、2000年以降です。

間違ったことを書いても、誰も追試ができないので、発表してもばれるのは時間の問題です。普通に考えればわかることなのに、なぜやるのか?不思議です。

また三大研究不正の中で、STAP細胞は、本人が不正を認めていないという点で異色です。下村文科相は、小保方さんを活用して細胞の証明が必要と言ってますw

STAP細胞があるといってる人(作れる人)が世界に一人しかいない、こういう状況も驚きです。小保方さんがやっぱり無かった、と言うまで検証は続くのでしょうかw

2000年以降、大きく変わったのはパソコンやネット環境です。情報が入りやすくなる、コピペや画像の細工が簡単にできる、人間のこうありたいという欲望が、実態が無いまま見かけ上の2次元ですぐに実現できてしまうようになりました。

一方、研究は分野が細分化され、個人主体からチームプレーとなる、と同時に、細分化された一つの領域は研究機器の発達により個人プレーでできてしまう、つまり隔絶された個人が束になって、一つの研究を作り上げることが多くなりました。

こうして考えると、STAP事件は、時代の落とし子ではないかと思えてきました。

理研の改革委員会が上層部の一新が必要と考えたのは、当然のことで、従来の考えでは研究不正を排除できません。どこまでがOKでどこからが不正なのかの線引きを細かく指定してあげることが、必要ではないでしょうかw。

例えば、コピペは12文字以上はダメとか、電気泳動は取得した画像を切り貼り無く掲載すること、などを文章でしっかり規定することが有効と思います。

要は、倫理教育だけでは対応は無理で、不正の定義をしっかり個々の分野で明文化することです。そうすれば、小保方さんのように、自分はそう思った、などと言い逃れする(もしくは勘違いしてしまう)ことは無くなると思います。

ここまでやらなくては、と嘆くのは古い人で、これからは情報の世界もリアルと同じような対応が必要ということかもしれません。