アブヤーネ観光を終え
カシャーンへ戻るためにタクシーに再び乗った。

二時間弱した頃、カシャーンのバスターミナルに着いた。


かなり時間に余裕を持って出たので
前日に予約しておいたテヘラン行きのバスの出発まで時間ある




タクシードライバーのおっちゃんにバスチケットを見せ、
どこの乗り場か聞いたら
ターミナルに止まっていた他のタクシーに聞いてくれた。

1


するとおっちゃんは血相を変え


2





いきなり車を走らせ出した。

くるま6かぜかぜかぜかぜかぜかぜかぜかぜかぜかぜ


!?







えっバスターミナルやん!

3



必死で訴えるもおっちゃん

4










5


どうしよう......



6









9





くるま6かぜかぜかぜかぜかぜかぜかぜかぜかぜかぜ
猛スピードなんですけど......


何で??


10




胸にぽつりと落ちた不安
心臓が大きく音を立て脈動する



ドクン ドクン ドクン ドクン




恐怖で半泣きになる。












今まで順調に旅が行ったのは
神様が 最期に良い思いさせてやろう
ってことだったんだ....
じょばんに







ドクン ドクン ドクン ドクン 
ドクン ドクン
ドクン ドクン 
ドクン ドクン ドクン ドクン





車から飛び降りようか。







いや早すぎる~無理ー!!




どうしよう~












すると10分ほど
車を走らせたところで







突然おっちゃんは運転席から腕を出し手を振り始めた。


8


そして前を走っていた
バスを止めた。





何...?


















こういうことだった。











11



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




















寿命が縮まった出来事だった。