【FX初心者必読】今年は波乱の年? | なつめっちの”FX実践ブログ”

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こんばんは!


なつめかづきです。



さて、昨年末のメルマガで「サンタクロース・ラリー」の話をしたかと思います。

覚えていますか?

この「サンタクロース・ラリー」とは、クリスマス後の年末最終5営業日と年明けの2営業日の期間を指しており、過去の統計上、この期間の米国の株価は高確率で上昇しています。

ということで、今回も多くのトレーダーがこの期間のパフォーマンスに期待を寄せていたわけです。

さて、今回はどういう結果になったのでしょうか?

残念なことに、今年は、サンタクロースは来なかったようです。

NYダウは-1.2パーセントの下落、S&P500は-1.5パーセントの下落、そして、NASDAQは-1.7パーセントの下落となりました。

それもこれもギリシャの政局不安と原油安、欧州ECBによる追加金融緩和観測によるリスクオフムードが流れたためと考えられます。

年内にドル円の124円を夢見た人も多いと思うのですが、121円後半で失速し、その後、120円台の厚めな売りをこなしきれずにドルの買い持ち調整にあってあえなく118円を割り込むまで押し戻されてしまいました。

実は、この「サンタクロース・ラリー」期間が不調に終わった翌年は、統計上、年間を通して不調に終わる確率が高いのです。

一方で、今年は、米国大統領選挙の前年に当たる年です。

大統領選挙の前年というのは、大統領候補が希望の満ちた夢を語る年ですから、期待感から株式相場は上昇する可能性が高い年です。

また、今年は、5の倍数年ですから、これも統計上、上昇傾向の強い年です。

では、この相反する状況で今年の為替相場を思うとき、ひとつ見えてくるのは、

「今年は、波乱の年」

ということです。

つまり、乱高下するのではないかと、、、

まず、1月には、ECB理事会が22日に予定されており、ここでドラギ総裁が追加金融緩和に踏み切る可能性があります。

個人的には3月の理事会だと推測しているのですが、サプライズとして年明け早々に持ってくる可能性も捨て切れません。

そうなるとユーロは一気に売られます。

つられて円高になる可能性もあります。

つぎに、25日にはギリシャの総選挙が控えています。

もし、緊縮に反対する野党勢力が政権を取った場合、ギリシャがユーロから離脱する可能性が高まります。

これはEUにとって最大の危機です。

ユーロは爆下げ必至です。

そして、6月には米国のFRBが利上げする可能性があります。

この利上げによって米国株は下落するはずです。

イエレンFRB議長自身が「下げるでしょう」と言っているのだから、下げるでしょう。

となると、円高なわけです。

ドル高になるからドル円は上昇するという話もありますが、実はドル円は株価との相関性が非常に強いため、個人的にはドル円は一時的に下落すると見ています。

そして、年間を通して目が離せないのは、原油価格です。

原油安は非産油国にとってはありがたいことなのですが、今やグローバル経済なわけで、このまま原油安が続けばロシアやカナダの経済が傾いてしまいます。

すでにロシアはルーブル安で瀕死の状況です。

最悪、また、ウクライナ辺りで戦争が始まらないとも限りません。

日本にとっては原油安は物価上昇にはマイナスなわけで、黒田日銀が掲げるインフレ2%の達成の夢が断たれてしまいます。

こうなると日銀としても手を打たないわけにはいかないため、どこかで

「黒田バズーカ第三弾」

を打つのではないかという観測が出てきます。

そうなると、昨年の10月31日のサプライズのようなことが今年もどこかで繰り返される可能性があります。

このように、今年は非常にボラティリティの高い一年となりそうな雰囲気がプンプンしています。

というわけで、今年は、危険なシグナルや好機のシグナルが出た際は、このメルマガでお伝えしていければと考えています。

どんな年になるか、楽しみですね!

では、

※投資の判断は自己責任でお願いします。


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