なつめかづきの"Beyond The Next Level FX"
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こんばんは!
なつめかづきです。
さて、今日も先週の振り返りからいきましょう。
先週は、これと言って重要な経済指標の発表もありませんでした。
というわけで、相対的に要人発言や市場の思惑で乱高下した一週間でした。
こういう期間に下手にポジションを持ったり、入れ替えたりすると痛い目に会うという典型的な一週間だったように思います。
まず、前週末からのドル買いの流れを受けて先週月曜日まではドル買いの流れが強かったです。
しかし、オーストリア中銀総裁のノボトニー氏が
「景気は大幅に悪化している」
「ECBは国債購入を検討している」
といった内容のコメントを発したため、ユーロが下落しました。
本邦の第3四半期GDPの二次速報値が下方修正されたことも受け、円買いに振れました。
9日には原油安が進んだことで資源国通貨が売られ、関連株も下げています。
ギリシャの政情不安も加わり、総じて市場はリスク回避ムードが強まり、円の買い戻しが急速に進み、ドル円は121.86円のピーク時から乱高下を繰り返した結果、4円下落しています。
ドル円のロングポジションを構築して来たトレーダーの中には慌てた人もいたのではないでしょうか?
2007年、2008年頃の円キャリートレードを思い出しますね。
円キャリートレードで誰もがロングポジションを構築するのに傾倒していたあの頃、手仕舞いするタイミングが取れずにリーマンショクの一撃で市場から退場を強いられた人が多くいました。
僕もその内の一人です。
あの頃、下げたら押し目買いというのが市場のコンセンサスでした。
今のアベノミクス相場は、あの頃の縮図のように僕の目には映ります。
今回の調整相場は一時的で、いましばらくは円安の流れが継続すると個人的には考えているため、この調整期間でそれほど慌てる必要はないと考えていますが、ここからは用心がいっそう必要だと思います。
市場参加者の誰もがヒヤヒヤしている状況ですから、何かのきっかけで一気に円のショートポジションが巻き戻される可能性があります。
そのきっかけは、このメルマガを執筆している14日の衆院選の結果かもしれませんし、17日のFOMCの結果かもしれません。
今週の相場展開はいろいなシナリオが考えられますから、安易なポジション形成は博打同然になりますから静観するのが吉だと個人的には思います。
では、
※投資の判断は自己責任でお願いします。
P.S.これから投票所に向かいます。
この記事を執筆している最中も、頭の片隅で
「この日本にとってベストな政策を考えてくれている政党はどこだろうか」
と自問自答していました。
ようやく答えがまとまりましたので、投票してきます。
みなさんも棄権などせず、この日本の未来のために、一票を投じてくれることを期待しています。
では、また!!
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