なつめかづきの"Beyond The Next Level FX"
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こんばんは!
なつめかづきです。
さて、今日も先週の振り返りからいきましょう。
先週は、冒頭でも書いたように、消費税増税の延期観測が流れたことを受けて円売りが再燃しました。
消費税増税が延期になると何で円が売られるのかと言えば、日本株との関係が挙げられます。
消費税増税延期は企業にとっては購買力の維持と景気浮揚の時間稼ぎを期待できるため業績にはプラスに作用します。
そのため株高が期待されます。
一方、為替はこれまで日経平均が上昇すると円安、下落すると円高という流れでしたから、これまでの流れからすると、消費税増税延期は円売り要因となります。
また、日本経済の弱さに失望して日本売りとなれば、国債が売られて長期金利が上昇し、円売りが加速します。
その先はあまり考えたくありませんが、超円安の時代の到来かも知れませんね。
という訳で、兎にも角にも、円安なわけです。
なので、ドル円をショートするのだけはよくよく考えてからにした方がよいのではないでしょうか。
この先、ドル円、クロス円の調整局面もあるでしょうが、そこは押し目買いの絶好のタイミングなので、そこで買い増しできる資金を持っておくことが重要と個人的には考えています。
円以外では、ケント豪準備銀行(RBA)総裁補佐が為替介入を排除せずとのコメントをしたことを受けて豪ドルが一時売られました。
また、英ポンドは、早期の利上げ観測が遠のいたことから、やはり売られていますね。
さて、今週の注目イベントとしては、やはり17日に発表となる本邦第3四半期GDP速報値です。
安倍首相が消費税増税の判断のひとつの材料とされるのが、この7-9月期の経済成長率だからです。
巷では消費税増税の延期が決まったかのような雰囲気が流れていますが、数値次第ではボラティリティが高まる可能性がありますので、気をつけておいた方が良いでしょう。
どちらにも振れる可能性はあります。
次は、18日の豪RBA議事録の公表です。
ここでの注目は、先週、ケントRBA総裁補佐の口から出た為替介入に関し議論されていたことが明らかになれば、豪ドル売りが再燃するかもしれません。
さらに19日には英BOE議事録の公表があります。
ここでは、金利引き上げ時期が焦点になります。
早期利上げの後退は折り込み済みと思われるため、よりハト派的な内容であればさらなるポンド売りにつながりそうですね。
※投資の判断は自己責任でお願いします。
P.S.最近、新しい趣味としてクライミングを始めました。
自宅の近くの公民館にクライミング・ジムにあるような本格的な設備があるので、そこに利用者登録をしてボルダリングの練習やクライミングの練習をしています。
壁に設置されているホールドと呼ばれる様々な形状、色の突起物を利用して自己の力だけで壁を登っていくスポーツなのですが、知力、体力(筋力)、判断力、勇気を必要とします。
最近感じるのですが、トレードに通じるものがあるな、ということです。
ちょっと無理があるかもしれませんが、戦略無しに力技で登っていくと、途中で力尽きて落ちてしまいます。
進退窮まると壁にへばりついているだけでも筋力が低下します。
為替が高値を付けにいって、値動きが止まった場合、力尽きて落ちてしまうケースによく似ています。
そんな場所で取る最適な戦略はなんなのか?
いろいろ考えると面白いです。
では、また!!
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