吹田水彩画自由連主催の「水彩画展覧会 わが町展10」が、
15~20日水曜日までメイシアター展示室にて開催されています。
今回の展覧会では、93点の水彩画が展示されています。
静物、風景、人物、創作画などの作品が、あります。
私はこの展覧会に、初日15日金曜日午後5時頃に行ってきました。
展覧会は6時までですが、2~3人のグループやお一人で来られていたりと、閉館前にもたくさんの方がいらっしゃいました。
みなさん、一点一点丁寧に作品を見ている姿が印象的でした。
この展覧会主催の先生にお話を聞くことが出来ました!
とても笑顔が素敵なほがらかな先生でしたよ。
わが町展は、10回目。先生は吹田で18年間水彩画を教えており、吹田市内のいろんな場所で教室があります。18年間続けていると教えた人たちが「助手」として教室のお手伝いをしている所もあります。
現在は120~130人の生徒さんがいます。
その中には、吹田市が応募している「生きがい教室」や男女共同参画センターデュオにも教室があります。
「生きがい教室」とは、吹田市高齢クラブ連合会が管理運営して、高齢者が初歩的な趣味講座への参加を通じて生きがいを高め、友だちの輪を広げ、その生活を健康で豊なものにするものです。
とてもやる気がある方が来られそうです。
先生は水彩の基礎が大事とじっくりと時間をかけて説明されるそうです。
しかし、みなさん早く絵を描きたいと来られているようで、こんな教室のエピソードを聞きました。
ある生徒さんが「早く水彩画を描きたいんだ。私はね、社長をしてたんだよ。」と言われたことがあって、
先生は「そんな時ね、はいはいと聞くのよ。やる気はうれしいのよ。
でも基本が大事と何度も言ってるんだけど、聞いてなくてね。大変なのよ。」
と笑いながら、教室のエピソードを聞きました。
でもみなさん、熱心に何年も続けられるので、どんどん上達して、この展覧会の絵が出来上がったそうです。
また生徒さんにもお話を聞きました。
この方は20年近く教室に通われていて、いまでは先生の助手としてお手伝いもされています。
しかしこの生徒さんも1年目は基礎を教えているときに
「先生。こんなことをしに来たんじゃない。もっと自由に絵を描きたいんです。」と訴えに来たと先生が当時のことを語ってました。でも生徒さんは「そのことを全く覚えていないんです」って苦笑いされてました。
今では素晴らしい画を描かれ、先生が「展示室入り口前の『ゆりの花』を見てください」とおっしゃってました。
その「ゆりの花」は今にも良い香りがしてきそうで、またその背景が温かみのある黄色と赤色との色合いが素敵な絵でした。
生徒さんは、「いつのまにか何年もたっていました。」と、続けている楽しさを聞くことも出来ました。
お話を聞いているだけで皆さんが意欲的で、そして教室の良さが伝わってきました。
それは展覧会にも表現されています。
生き生きとした画、吹田市に住まれているからこそ描ける作品、また何年も続けたから出来る水彩の技術などが表現されています。
「水彩画展覧会 わが町展10」は、
今週20日水曜日まで、午前10時から午後6時まで
メイシアター展示室にて開催されています。
ぜひ行ってみてください!