すごい熱狂的なファンってわけじゃないけど、私は何かでひょいと曲を聴く機会があって気にいると何度でも聴くタイプなので、そのたまたま気にいる曲というのに椎名林檎が多いのは、たぶん彼女の作風（？）が好きなんだと思う。
あんまりCDとか買ったことがないけど、彼女が東京事変というグループで歌っていたとき、夫が買ってくれて、しばらく聴いてたっけ。
そんな私が最近ハマってるのが、宮本さんとコラボしてる「獣ゆく細道」という曲。
実際にナマでは見たことないんだけど、YouTubeにのってて、何回も繰り返し聴いてます。
この宮本さんという人も「エレファントカシマシ」というグループの人、という認識しかなくて、さっぱり系の、声も中ぐらいの高さの人だと思ってたんだけど、この歌ではとてもキーが高くて、しかも髪の毛ボサボサでヒゲも生えてて私の好みからすごいかけ離れてるの。
でも、かっこいーーーー！！
久しぶりにかっこいいと思った人に出会えたかも。
全然関係ないけど、痩せようと思ったくらい、ものすごく惚れ惚れしました。
実はそのあとすぐにかっこいいと思う人がまたあらわれて、それもまた遠い世界の人で、指揮者でしかも女性なんだけど、これまた痩せようと思ったよ。
恋だかなんだかわからないけど、誰かを好きになると、痩せるのかしら？（すみません正しくは「痩せたいと思うのかしら？」です）
これからはもっと周りを見てみようと切に思いました。
さて、椎名林檎さんですが、デビューしたころは、なんかセンセーショナルで、曲は何となく聞いたことあるけどよくは知らない、という程度でした。
今から14年ほど前に初めて一人で台湾旅行をした時に、道に迷ってしまい、近くにいた中学生くらいの女の子たちに尋ねると、バスを教えてくれ、一緒に乗ってもくれたんですが、小銭がなくアワアワしていたらお金まで出してくださって、どこのどなたかはわからないんですが本当にあの時はお世話になりました、ということがあったんです。
その時彼女たちは私が日本人とわかると「Do you know Ringo?」
と聞いてきたんです。
その時私は、あぁ、きっと知ってる日本語の単語が「りんご」なのだろうなー、かわいいな、と思って「Yes I know, Ringo is apple」と答えたんです。
するとみんな、NO! Ringo！と言うんだけど「歌手の」とか「日本で有名な」とかそういう単語が一切出てこなくて、「りんご！」「ジャパン」と叫ぶだけなので、なんか台湾でものすごい有名な青森産のリンゴとかがあるのかと思ってたら、みんなで歌い出してようやくわかった私。
興奮状態の彼女たちに「さほど知らない」とも言えず、「私も好きよ」と言うと、ものすごく嬉しそうにしてました。
帰国してから椎名林檎の曲を聴きまくって、そこから好きになりました。
残念ながら、妊娠と同時にしばらくはクラシックばかりを聴くようにしていたのと、その後テレビを見なくなったので、歌謡曲とか流行りの曲からすっかりさっぱり離れていたのですけど、最近はYouTubeもあるし、ドラマなども見るようになってきたし、そこでまたぶり返してきた椎名林檎熱。
やっぱりいいわぁ。
何がいいんだろう？
声というよりたぶん曲のキーの動き方とかなんだろうと思う。
いつかピアノでたくさん彼女の曲を弾けるようになるといいなー。
楽譜を見なくてもサラっと耳でコピーできればいいんだけど、これは基本となるコードとかをたくさん知ってた方がいいんだよね。
なんかまた一つ、目標ができた感じで嬉しい。
先日キャリアコンサルタントの方と話して、会社を辞めた時のメンタル不調からはまだ復活してないようだと言われて、そうかもしれないと思ったので、のんびりリハビリしながら、好きなことに浸かってみようかなぁと思いました。