都知事の醜いカリカチュアである橋下府知事。
これもする気。しかも更に権力に酔っている。
http://j.mp/k73ZBZ
(J-CAST 5/18 12:35)
確か、と思い出して調べた国旗国歌法制定当時
(以下 Wikipediaより抜粋)
◆当時首相であった小渕恵三は、1999年6月29日の衆議院本会議において、日本共産党の志位和夫の質問に対し以下の通り答弁した。
「学校におきまして、学習指導要領に基づき、国旗、国歌について児童生徒を指導すべき責務を負っており、学校におけるこのような国旗、国歌の指導は、国民として必要な基礎的、基本的な内容を身につけることを目的として行われておるものでありまして、子供たちの良心の自由を制約しようというものでないと考えております」
「国旗及び国歌の強制についてお尋ねがありましたが、政府といたしましては、国旗、国歌の法制化に当たり、国旗の掲揚に関し義務づけなどを行うことは考えておりません。したがって、現行の運用に変更が生ずることにはならないと考えております」と答えた。
その後に(以下 Wikipediaより抜粋)
◆東京都教育委員会委員を務める米長邦雄は、2004年秋の園遊会に招待された際、今上天皇の前で、
「日本中の学校において国旗を掲げ、国歌を斉唱させることが、私の仕事でございます」という発言を行った。
これに対し、天皇は、
「やはり、強制になるということでないことが望ましいですね」と。
翌2005年には、記者会見において、
「昨年の秋には、天皇陛下ご自身が国歌斉唱と国旗掲揚についてご発言を述べられました。学校でこれらのことを強制的にさせることはどうお考えでしょうか」という質問に対し、
天皇は、「世界の国々が国旗,国歌を持っており,国旗,国歌を重んじることを学校で教えることは大切なことだと思います。国旗,国歌は国を象徴するものと考えられ,それらに対する国民の気持ちが大事にされなければなりません。オリンピックでは優勝選手が日章旗を持ってウィニングランをする姿が見られます。選手の喜びの表情の中には,強制された姿はありません。国旗,国歌については,国民一人一人の中で考えられていくことが望ましいと考えます」と。
何が問題点とされるのか(以下、Wikipediaより抜粋)
◆自国への自負心が他国への優越感— 偏狭なナショナリズムへと行き過ぎる危険もあり、教育現場での義務化は他国のそれへの尊重につながるわけではなく、逆に自国旗、自国歌、ひいては自民族を誇り、自分がその一員である事に拠り所を求める民族主義に発展する危険な傾向であるとする意見が出ている。
その他、一般論としてある、「君が代」の君が、天皇を指し、日章旗もろとも、太平洋戦争中に果たした役割は、決して小さいものではなく、諸外国に与える負のイメージが大きいということが問題だという考え方が、私自身も、この問題に対して常々思っていることです。
この府知事の暴走は、一昨日(5/18)の夜、twitter上で知りましたけれど、SNSでの、この記事に対する意見…特に、国旗国歌に対して言及された日記の大半は、橋下府知事に賛同、教師を赤だの左翼だのと罵っていて、寒気がします。
この問題は、もっと根源的なものを多々含んでいるからこそ、安易に愛国心と結びつけず、もっと世界の中での、バランス感覚を持って考えて欲しいと思います。
現在、世界中が、大震災と原発事故の経緯に心配し、手を差し伸べてくれているのは、国に対してではなく、人に対してです。
今は、国旗国歌で、身を鎧っている場合では無いと思いますが。
日本国憲法第19条にも規定のある権利
「思想、良心の自由」は守られねばなりません。
何より、府条例は、憲法より上位にはなく、政治家は、まず自身が、憲法を遵守せねばならない立場にあることを、自覚して貰いたいですね。
民主主義の投票で選ばれたからと言って、何をしても良い許可が与えられた訳ではないのだし。
因みに、現在、大阪府民です。勿論、過去に一度も、橋下氏にも、維新の会のメンバーにも投票しておりませんので。