有と別れた私はその後もそれなりにたくましく生きていた。

辛い時は日本にいる友人の手紙や電話に励まされた。


手紙は月に平均しても20~30通を超えていた。

そんなに仲良くなかったクラスメイトからも

激励の手紙はよく届いた。

その中によくいろんなカセットも同封されていて

今までに聴いたこともないようなアーティストのものまで

沢山聴いた。

この年、日本では「ゆず」や「宇多田ヒカル」「浜崎あゆみ」

などがブレイクしていたらしい。


アメリカではエミネムやブリトニーがデビューし、

TLCやデスチャ、ウィルスミスやローリンヒル、JAY-Z、アリーヤなどが

爆発的に売れていた。


親友の手紙はほぼ日記状態で毎日授業中に書かれていた。

私はそんな彼女の手紙が好きだった。

中学の時にちょこっと付き合ってた元彼からも手紙が届いたりしていた。


そんな中、私がいつも心待ちにしていた手紙・・・

それがフランスからのハルの手紙だった。


彼の字すら大好きだった。

彼からの手紙を手に取ると踊りだしてしまいそうなくらい

テンションが上がる。

何度も何度も暗記するほど

私は彼の手紙を読んでいた。


彼から届いた手紙はすべて今も大事にとってある。


彼の書く字

彼の作る文章

彼の選ぶ話題

すべてに私はときめいていた。


これが恋なのか・・・



17歳の冬

私は毎晩ハルに語りかけていた。


「好き・・・会いたいよ」



続く









私と有は週末にショッピングへ出かけたり

彼の家でご飯をたべたり

彼の部屋で過ごしたりしていた。


私は相変わらずだった。


相手のまっすぐな気持に全く答えられなくて苦しかった。


有は付き合ってみると最初に自分が抱いたイメージとは

まったく異なっていた。


都会の人で派手で遊び人で関わるのは危険!!と

勝手に思っていた田舎者の私。笑


有は素直で優しくてまともだった。

おかしいのは自分だった。

ひねくれているのは私だった。


いつもデートした翌日には手紙が届いていた。

有はデート中に手紙をポストに入れていたのだ。

「会えない時間、なつがさびしくないようにラブラブ」と。


私たちは学校も違っていたし

日々の生活は慣れないことだらけで大変だったから

有はそんな私を気遣っていつも優しかった。


私は彼のそんな優しさを踏みにじっていた。

「あたし有の顔苦手なんだよね」

「あたしと有は合わない」

そういう否定的な言葉ばかりを並べ

有を傷つけた。


有は「俺のこと好きじゃないの?」と

悲しい顔をしていたが

私は「そんなことないけど。。。」

としか言えなかった。


単に自分に自信がなかったんだと思う。


有には合わない。


それが私の答えだった。


私と有は4か月程度でお別れすることにした。


もし今会えるならただ謝りたい。




続く





夏色日記。


しばらくです。

ちょっとブレイクしてました見猿


また記憶と物的証拠を照らし合わせながら

初恋ストーリー書いていきます。


とっとと書くぞラブレター