皆さま、憂鬱な5月は乗り切れたでしょうか?

 

五月病を吹き飛ばすことができたでしょうか?

 

ひょっとしたら会社や学校に嫌気が差している方もおられるかも知れません。

 

でも恐れることはありません、嫌になったら変えれば良いんです

 

新しい仕事を探せば良いんです

 

6月は転職の月にしましょうビックリマークビックリマークビックリマーク

 

 

今日はそんな頑張るあなたへ送る詩です。

 

中原中也の題名のない、未発表の詩。短い詩なので全文を載せましょう。

 

われ等のヂェネレーションには仕事がない。

急に隠居が流行らなくなつたことも原因であらう。

 

若い者はみな、スポーツでもしてゐるより仕方がない。

文学者だつてさうである。

 

年寄同様何にも出来ぬ。

 

これ、100年前の詩ですからね?

 

歴史は繰り返されるのか、はたまた変わっていないだけなのか。

 

少なくとも、仕事のない若者が考えることは今も昔も同じなんだなとおかしくなってしまいますね。

 

今で言うと、隠居が流行らないというよりも、法律でより高齢まで働くことを奨励されてますからねぇ爆  笑

 

状況としては似たようなものなのでしょう。

 

若者の叫び叫びは同じと言うわけですね。

 

しかしまあ、ないないといってあるのが仕事なんです

 

仕事に苦痛を感じるのなら恐れずに辞めるべきだと私は思いますよ。

 

疲れた心を、それこそスポーツでもして癒して、そのあとで次の仕事を探せばいいではないですか!!

 

レッツアップ転職ひらめき電球

 

 

長いゴールデンウィーク、どのようにお過ごしになりましたか?

 

有意義に過ごせたでしょうか?

 

連休後のお仕事、学校生活に向けて憂鬱にならず、

五月病を患わずに過ごしたいですね。

 

今日は、時期的には少し過ぎてしまいましたが中原中也の「早春散歩」という詩をご紹介したいと思います。

 

 

全文はこちらなどを参照してください。

 

この詩は私の好きな詩のひとつなのですが、

 

2つの詩集『山羊の歌』『在りし日の歌』のどちらにも収録されていないため、全詩集版でないと入っていないことが多いです。

 

早春の散歩ということでウキウキした気分かと思いきや、一見して分かるとおりそうでもないですね。

 

空は晴れてても、建物には蔭があるよ、

 

晴れやかな春の空とは違い、何か悩み事を抱えていることをうかがわせます。

 

悩みを抱えている人というのは、晴れている時は特に、陰に目が向くものです。

 

そしてその対比を自分の悩みに当てはめ、さらに落ち込んでしまうんですよね。

 

輝いているものを前にすると、そうでない自分がより一層虚しく感じてしまうものです。

 

我等の心を引千切り

きれぎれにして風に散らせる

 

自分という存在を矮小化して捉えてしまいます。

 

実はこの当時の中原中也はかなり精神的に病んでいたといいます。

 

その原因は弟の死でした。

 

その悲しみからなかなか抜け出せなかった様子を

 

私はもう、まるで過去がなかつたかのやうに

 

と表現しています。

 

忘れられないできごとを、無かったかのごとく過ごしたいと思うのは誰しも共感できるところでしょう。

 

しかしそう認識できているということは、やはり忘れられていないという証明でもあります。

 

確固たるものの如く、

また隙間風にも消え去るものの如く

 

不安定な状態でふらふらと街中をあるいている様子が目に浮かんできますね。

 

先程も申し上げましたが、陰にある人間というのは日に当たることでより自らの陰を鮮明にさせてしまいます。

 

ではなぜわざわざ晴れやかな日に散歩をしてしまうのでしょう。

 

それでもやはり光に吸い寄せられてしまうのが人というものなのかもしれません。

 

それとも、堂々巡りになってしまう思考に別の方向性を付けるためなのかもしれません。

 

いやひょっとしたら、考えることで悲しみを鈍磨させるためもあったかも分かりません。

 

僕は思ふ、思ふことにも慣れきつて僕は思ふ・・・・・

 

そんな諦めきったような言葉で詩は終わります。

 

世の中少し鈍いくらいが上手く渡って行けるのかもしれません。

 

中原中也のような鋭く純粋な人間は生きづらいものです。

 

冒頭で、憂鬱にならないようにと言ったのに、こんな話になってしまいましたね。

 

それではゴールデンウィーク明け、あなたなりのやり過ごし方で乗り越えましょう!!

 

 

今回は中原中也の「生ひ立ちの歌」を取り上げる予定でしたが、

 

どうしてもこの話をしたくなって予定変更しました。

 

野狐禅を知ったきっかけです。

 

 

当時私はちょっと荒んでいたような気がします。

 

何かをする意欲もなく、ただただのんべんだらりと日々を暮らしていました。

 

これといって生きがいもなく

 

仕事は給料を貰うためと割り切り

 

それでいて休日はだらだらと何の目的もなくパソコンを眺めて過ごす・・・。

 

そして、ただ時間を潰すだけに見ていたのがニコニコ動画でした。

 

その時に出会った動画がこれだったんです。

 

 

当時の私に鋭く突き刺さりました。

 

青春☆金属バット」という映画の主題歌である、「ならば、友よ」です。

 

 

歌詞はこちらなどを参照なさって下さい。

 

なぁ、友よ、”夢”っていう言葉は

きっとあきらめた人が

発明したんだろう

 

なぁ、友よ、”青春”っていう言葉は

きっと立ち止まった人が

発明したんだろう

 

あまり触れられたくなかった部分をグイとえぐってこられた気分でした。

 

抱くもなく、すがりつく青春の思いでもなかった当時の自分にとって、正直キツい歌詞でしたね。

 

でもそれと同時に、

 

死ぬ間際でいいや。

 

とも思えたんです。

 

死ぬ間際まで踏ん張ってみよう、

 

死ぬまで生きてりゃいいことあるさ、と。

 

いや、実際にはその泥沼から抜け出すにはまだしばらくの時間ときっかけが必要だったんですけどね。

 

そんな底辺を這いずってた頃に出会い、共に歩んできたのが野狐禅だったので、格別の想いがあるんです。

 

で、なぜその動画に行き着いたかというと、

 

これはかっこいいことは何にもないんです。

 

当時から坂井真紀ドキドキさんが好きで、坂井さんの動画を探していたんです。

 

そうしたら坂井さんが出演していたこの動画が引っかかったというだけの事なんです。

 

かっこ悪いでしょ?

 

坂井さんの可愛い映像を見ようと動画を検索していたら、胸をえぐられる歌を聴かされた、しょうもない人間のお話でしたてへぺろ

 

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