先日役者をやっているタカダさんとお会いする機会がありまして、
渋谷横丁という場所に連れていってもらいました。
そこはひとつの通りを横に長い居酒屋さんがずっと貫いていて
中がエリアごとに北海道から沖縄まで日本の名物を模した店内になっていて、
中を歩くだけで日本縦断わくわくお酒の旅のようなことができるという、
なんだかステキで面白い所なのです。
まん延(こう書くとちょっと落ち着かない、蔓延でしょう)防止等充填措置が実施された
ばかりの夜でしたので人通りがいつもよりは少ないであろうことがなんとなくわかる日でした。
私はベトナム料理とかカレーとかタコスとか、エスニックというよりは暑いところの食べ物が
大好きなのでその時もワガママを言って、沖縄料理が食べられるエリアに座ることにしたのです。
それで私はお酒も好きだしタカダさんのお芝居、特に「宇宙に出張して多様性にも程がある
宇宙人たちを相手にセールをする宇宙セールスマン」が本当に本当に好きで、それをタカダさんはなんとご自分で考えられたということで、本当に上機嫌で、
あなたはどんなに素晴らしいことをやっているのか、なんでそんなことができてしまうのかと
いう賛辞をまくしたててしまったのを覚えています。
飲んでいたとき、席の後ろの方、天井からテレビが吊るされていて、
「君に起きた理不尽な全部を当たり前にしないで怒ってほしい、世界に世界に世界に」
っていう歌が流れていて、急に
ああ私なんかは幸いなことに楽しく人生を送ってきたけれどそうでもない人もこの世には
たくさんいて、その人たちは優しいからさもなんでもないことのように私に優しくして
くれているんだなあと思って、胸がぐうぅってなったのです。後で調べてみたらSETAさんと
いうアーティストの方の歌だそうですすごく良かった。
世界のいろんな部分に目を向けようとしてはいるけどどうしても私の脳みそは1つなので
ぜんぜん見えないこと、見えてるようでわかっていないことは沢山あって
目の届く範囲の人にはできれば理不尽なことが起きないでほしいしできるなら力になりたいと
思うけれども自分は自分をなんとかするので手一杯な時の方が多い。
ただ声を上げてくれれば知れるし見えるし何かできるかもしれないから
理不尽を諦めないで怒ったり泣いたり叫んだりするなりして波を立てて、立て続けてほしいなと
思った。
そんな感じの夜です。


