8月15日、終戦記念日ですね。

といっても私は体験していないから、想像しか出来ないけど。想像力って大事だと思うから。


私はよく、おばあちゃん(母の日に書いた「お母さん」ね)に当時の話を尋ねたりします。

おばあちゃんは当時中学生で、日本軍の空港にほど近い土地に住んでいたから、なんとなく空襲の可能性もあるんだろうな~位に思っていたらしい。

それでも普通に暮らしていた終戦間際、おばあちゃんの土地が空襲にあった。

次の日に炊こうと思って水に浸していた麦や豆も全部燃えちゃった。


焼夷弾は夜空からキラキラと降ってきて、とても綺麗だったって。あんなに綺麗なものは後にも先にも見たことがないって、どこか幸せそうに笑うんだよ。

友達の背中に真っ赤な焼夷弾の頭の部分が落ちてきて、あの子は死ぬまでの何ヶ月か大変だったろうと呟く。


突然焼け出されたから財産なんて何ひとつない。家も食べ物も洋服も全部なくなっちゃった。

それまで想像したこともない生活がはじまった。普通の女学生ではいられなくなった。

想像したことない物まで食べた。こんなものまで食べなくちゃならないのかと思ったけど、親が苦労して手に入れたものだから、頑張って食べた。それが辛かったと言う。

当時の話をした後には必ず「あんな思いはもうしたくない。させたくない」と言う。どんな思いをしただろう。


「生きるのは容易じゃないね」がおばあちゃんの口癖。

さっき、暑いね~って電話したら、談笑のあと「命がある限りは生きなくちゃならないからね」と言っていた。

でも知ってるんだ。そうやって笑うときのおばあちゃんは、淋しそうなんだよ。


戦争は誰が悪いとかじゃなくて、おばあちゃんみたいに淋しく笑う人が増えるのが嫌です。

いまこの瞬間にも、戦争はなくなっていない。当たり前かもしれないけど、もしかして当たり前じゃないかもしれない。想像力って、大事だと思うから。


来週、おばあちゃんの顔を見に行こうと思う。


同年代の少年兵、なぜ特攻=生還者に聞く「戦争体験」-大学生が証言映像製作
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