6~7年ぶりに歌謡曲の話題。
今日どうしても書きたかったのは
「燃える渚/小川みき」 (1973年8月25日発売)
作詞:安井かずみ 作編曲:筒美京平
筒美京平の日の目を見ずに埋もれてしまった名曲、小川みきの「燃える渚」が今日8月25日に発売から50年を迎えた。
小川みき(本名岡田仁希子)は、1970年みきめぐみとして「ふじさん」でポリドールからデビュー、71年には「サマーサンデー」(岡田みき名義)をベイレコードより発売、フィリップスに移籍した72年に小川みきへ改名する。11月に三枝伸の会心の再デビュー作「マイ・ロスト・ラブ」、翌73年3月、安井&筒美の初コンビの第一弾「雨の中の口づけ/小さな過去」をリリースした。7月には同コンビの「乱暴な少年」がシングルA面に用意されていたが、B面だった「小さな過去」を安井が一部歌詞を書き換え「燃える渚」に改題し急遽差し替えての発売であった。
74年に流行するオールディズ風スタイルにアレンジし直し、最初の白っぽしい地味なレコードジャケットも途中で夏っぽい赤へ変更しヒットを狙うがオリコンにチャートインしないまま夏は終わった。
73年冬からはドラマへ進出、TBS系「時間ですよ・昭和元年」などに出演、74年3月に安井筒美コンビ3作目の「甘い出来事」(前回見送られた「乱暴な少年」はB面)が発売も不発のまま、「夜明けの刑事」「赤い疑惑」に出演、小川美希と改名した75年、CBSソニーから発売された「朝食/夜のページ」が最後のシングルとなった。
当時高校在学中、児島美ゆき似のキュートな様相とあってアイドル性も十分、レコード会社が変わる度の改名で知名度が上がらなかったのも要因のひとつ、また「燃える渚」を夏用のシングルとして温存し、より強力なセールスを行っていたらチャートインしていたかもしれない。
彼女の作品はしばらくの間忘れられていたが、1998年作家30周年記念の「筒美京平ウルトラ・ベスト・トラックス/ポリグラム・ガールポップ編」で筒美作曲A面3曲が待望の復活、2006年には「Hotwax presents 歌謡ポップス・コレクション1970’S」で「マイ・ロスト・ラブ」を含むフィリップス時代A面4曲が収録された。今年に入ってCBSソニー時代の2曲が「アイドルバイブル・シリーズ・ファイナル」で発売予定だが、ベイレコード時代のマスターは所在不明で「小さな過去」を含めフィリップスB面も未CD化と小川みきの楽曲完全CD化はまだまだ遠い。
今日の動画は勿論「燃える渚」を取り上げる。最初1コーラスは「小さな過去」2コーラス目の部分からは「燃える渚」とつなげた。発売50年記念として5分22秒のスペシャル・テイクにまとめている。最後までお付き合いのほどを。
さぁ、この曲を聴いて今年こそは「燃える渚」をみんなで応援しよう!???