子供の頃
家は驚くほど貧しくて
オヤジは 博打にハマり
借金まみれの生活
オカンは それを何とか支えようと
朝から夜中まで 働きづめで
そんなオカンを助けようと
兄弟のごはんを作りだしたのは
小学校1年だった
初めは うまく作れず 兄と姉から
文句言われてたけど
おばぁちゃんに教わり みるみる上手くなった
その頃には もう何の文句も出なくなり
何なら めっちゃ美味い!って
喜ぶ兄弟がいた!
正直 嬉しかった!
毎日 オカンに五百円もらう。
学校から帰ったら 近くの市場へ
子供ながらに 節約メニューを考える
明日のオカンの弁当のおかずの事も考えて
今振り返ると
よく頑張ったと思う!
兄も姉も ただ待つ人だったけど
自分は 食いしん坊だったからかな?
そして 今日の話・・・
帰り路 スーパーに寄って
少し食材を買って帰ろうと思い 立ち寄ったら
小学校1〜2年生くらいの男の子が
何やら ブツブツ言いながら
買い物してた!
「じゃがいもはあったし・・たまねぎは・・・
1つでいっか・・・にんじんは・・・」
てな感じ!
ほっほーカレーかぁ と勝手に推測しながら
遠目に見守ってたら
「あっ!糸こんにゃくやっ!」
と その少年!
ん?糸こんにゃく?
カレーじゃなかった!
なるほど 今日は肉じゃがやな!っとまた勝手に
推測する!
ちょっと近づき
「今日は肉じゃがかな?」って声かけたら
下向いて
「肉なしやけどな!」って一言・・・
子供の頃 全く同じ思いをした事がある
何故か 黙ってられず
自分の買い物はやめて
一目散に 肉売り場へ 和牛の1番美味しそうな
500gくらいのを持ち レジへ
お金を払い 袋に入れてる少年にかけ寄り
「おっちゃん ちょっと間違えて 牛肉買ってしまったから よかったら これ今日の肉じゃがに入れて!」
て言ったら 少年が
「ほんまっ?ほんまにえーのん?」
って目をキラキラさせて 聞くから
うん!えーよ!
美味しい肉じゃが作りや!
って 見送りました!
少年は何度も
ありがとう!って手を振ってくれて
懐かしさと あの頃の 自分を見てるようで
胸がいっぱいになりました。
美味しい 肉じゃが できたかなぁ〜!