みそかやき、と私たちが呼ぶ料理があります。
正式には、貝焼き味噌、らしいですが。順番が入れ替わって、味噌貝焼き→みそかやき、みたいな。

ここまででも、きっと意味がわからないですよね。
貝はホタテ貝のことです。
ホタテとネギを酒と味噌でグツグツ煮て卵でとじるだけのシンプルな郷土料理です。

これを、大きなホタテの貝殻で作るのです!
最近は、ガス台に乗せるのが危なかったり、IHなので小鍋で作る家庭も多いですが、
昔から各家におっきな貝殻があってそれで1人分ずつ作っていたものです。
土鍋みたいなもんで、年季の入った貝殻で作るみそかやきはとにかくウマイ!
貝殻そのものから味が出てるんだと思います。

何で急にこんな話?というと、昨日、ホタテの貝殻が欲しい‼というお客様が見えまして、
ホタテの産地だからあるかと思って寄ったの!とおっしゃったお客様で、
いつもはあるのですが、お盆期間で売り切れてしまい、貝焼き味噌の素しかなくて、
でも、なんだかその美味しさや昔はご飯入れて雑炊とかもした話で軽く盛り上がってしまって、
申し訳なかったのと懐かしさで楽しかったのでした。ただ、それだけ。

ホタテの貝殻は、ちゃんと問い合わせして入荷してもらうことにしました!
切らしてて、申し訳ありませんでした。
参考までに、こんな感じ~。
貝殻のフチがもっと焦げて真っ黒な貝殻が、年季入っためちゃいい貝殻です。

しばらくぶりに、食べたくなりました。貝殻だとめんどくさいので、小鍋で作っちゃおうっと。
(無類のめんどくさがりなのです…)