風が秋を運んできて

 そわそわしてる雑草の向こうに

 こどものころの記憶が浮かんでる



 「10数えたらー全員見つけるから!」

 なかよしの考えなんてスグわかる

 鬼は簡単に人間どもを見つけてった

 得意になって空き地を走り回った

 ママからLINEがくるまで

 毎日飽きもせず夕暮れまで遊んだ


 「ねーはやくみつけてよ」

 そんなコト言いたそな目してるね

 アナタがここに呼んだんだね

 ごめん

 なかよしだったら見つけれたかも

 ごめん

 雑草がざわざわと騒いでる

 あたしは思い出せない

 白い頭蓋の名前を知らない