EVILのロングストローク29er THE WRECKONINGに乗って、自身の既成概念が覆った | 奥さんにナイショで若返ってやる!(アウトドア活動記録)

奥さんにナイショで若返ってやる!(アウトドア活動記録)

スーパーインドア派の奥さんにはナイショでMTBや登山、マラソン、トライアスロンを楽しむ40代。オレンジセオリーフィットネスで日々ワークアウトに勤しみ、健康管理はもちろんアンチエイジングも目指してみます♫

静岡にあるMTB専用フィールド S-TRAILの運営メンバーも務める私ですが、本日ご来場されたお客様に、日本再上陸を果たし、今話題となっているバイク EVIL  THE WRECKONINGにお乗りの方がいたので、オーナーのご厚意で試乗させてもらいました。
 
このEVIL  THE WRECKONINGは、161mmものロングトラベル量を持った29インチのオールマウンテンバイクで、XC(クロスカントリー)寄りの印象だった29erを、一気に下り寄りに振ったモンスターバイク。
 
その実力はかなり話題で、EVILのレーシングライダー ルーク・ストロベルは、北米有数のDHレース NWカップにて、プロクラス優勝を果たすほど。
 
えっ!? 29erでもDHレース勝てるの??と思いますが、とにかく下の動画を見てみてください。
 
 
滑りやすいダスティな路面でも、ゴツゴツしたロックセクションでも、ホイール外径の大きさによる走破性の高さと、路面グリップ力の高さで安定して走っている事がわかります。
 
そして、こちらが同じくルーク・ストロベルによるトレイル動画。スーパースムース!
 
これらの評判を知る人が多いのか、日本での輸入代理店 Yurisさんでの初回オーダーでも、29er のWRECKONINGが一番発注が多かったそうです。
 
実際のバイクを間近に見るのは初めてですが、必要なところにはカーボンの肉厚を厚くして、十分な剛性を持たせている事がわかります。
 
 
ヘッド周りのボリュームある造形を見ればわかりますが、リアバックのリンク部分の太さも必要十分で剛性感もたっぷり。でもフルカーボンフレームだけあって軽量さにも配慮されており、自走での登りも全く苦になりません。
 
フレームサイズはMの29erなので、さぞ取り回しに苦労するかと思いきや、いい意味で予想を裏切る操りやすさを持つバイクで驚きました。
 
 
やっぱりEVILリア・サスペンションシステム “デルタ・リンク”はBB位置が低いので、大きなホイールサイズのバイクであっても倒し込みやすい傾向にあるのかも知れません。リンク部分の部品を入れ替えると、さらにBBハイトを下げる事もできるそう。むむむ、それも楽しそう♫

 
実走してみると、29erならではの速度の乗りの良さで、思いの外スピードが上がります。よって、テーブルトップジャンプなども、簡単にヒラリと飛び越えてしまいます。
 
 
コーナーも高いグリップで良く曲がるし、スピードにも乗るし、軽いからジャンプも軽々。あれ? これ最強のエンデューローバイクじゃないか? と頭が混乱してしまい、S-TRAILの中腹コースを自走で何度も走ってしまうほど(笑
 
 
この日は、自身の26er スロープスタイルバイク↓をメインに乗っていましたが、方向性の違いはあるものの、やはり全く別格レベルの性能差を感じてしまいました。
私は26erバイクはまだまだ現役だと思いますし、積極的に体を動かして乗る楽しさは揺るぎないものだと思っていますが、29erと比べるのは議論するテーブルが違うような気がします。それくらい別物。
 
この日は、26のスロープスタイルバイク、27.5のDHバイク、29のオールマウンテンと3台乗り比べましたが、やっぱり26に比べれば27.5は楽チンだし、29はその上を行く走破性があるものとわかりました。
 
しかし、その絶対的な走破性の高さが、『楽しさ』に直結するか否かはライダーの価値観次第。私の場合、29erだからトレイルが簡単に感じると同時に、29erならではの楽しさを体が自然と探しているようでした。
 
うーん、26も、27.5も29も、どれも楽しい! いやほんと
だからこそバイク選びに迷ってしまうな〜
 
それにしても、EVILに乗って、ここまで揺さぶられるとは思ってなかったな〜。
 
そう、テンション上がりすぎて、転倒して頭をがっつり揺さぶられました・・・orz
 
Rip my helmet. 笑