はじめまして。

映画「ミッドナイトスワン」を観て衝動的にブログを開設してしまいました。

語っては捨て、書いては捨ての泡沫ブログです。

 

以下、ネタバレをふんだんに盛り込んでますので、鑑賞済みの方推奨です。

 

 

 

 

 

まず、今回この映画を観ることになったきっかけは、別の本命の映画の前菜を探す中でポスターが良かったからであります。ですので、原作も未読で映画のみの情報で感じたことを語っていきます。

もちろん、あらすじは軽く読みましたが(笑)、これは事前の感想も評価もあまり入れずに観た方が良いと思い、映画館へ赴きました。

 

鑑賞してまず思ったのは、

①グロテスクなまでの人間社会の残酷さをバレエというヴェールで包んだものだなあ

②主要な登場人物で精神的に自立しているのが主人公だけ

③父性の欠如

です。

 

①は言うまでもなく、トランスジェンダーである主人公・凪沙の視点で描かれていることから、偏見や差別の残酷さが鮮明にあらわれています。(凪沙については後でまとめて語っていきたいと思います。)

性別のことだけでなく、社会の中の女性というものの生きづらさまでも克明に描いているため、全体的にグロテスクな印象を与えているのです。

 

②この作品、みんながみんな依存している!!しかも依存先は揃いも揃って一果。生きづらいね。

 

③は、観終わって真っ先に出てきた感想で、この作品、母親は出てくるけれども、父性を伴った男が全く出てきていない。でてくる男全てが女性を消費するヤツばっかりなのです。

あらすじを読んだ時から私は「彼らが本気で編むときは、」を連想していたし、大枠の設定も共通点を感じていました。それは、「母親からネグレクトを受けて深く傷ついた少女が、トランスジェンダーの女性と親子になる」ということ。「彼らが〜」はまさに母と子の物語で、実の母とその母(祖母)、そしてリンコの母性にフォーカスを当てた作品だったと記憶しています。

しかし、違うのは、リンコにはパートナーがいたということ、そのパートナーが父親の役割を担っていたことです。

しかしこの作品にはしょーもない男しか出てこない!一果の母親の彼氏(再婚相手?)は中学生にも暴力振るうような男だし、瑞貴の彼氏は金の要求しかしないし、面接官は無神経だし。

 

以上、まとめて一言で言えば「女性」の物語でした。

次は、主人公である凪沙について語っていきたいと思います。