怖いエリアを通過しました。写真はネットより。実際は怖いですし、駐停車禁止のルール通りに通過しました。
叫沢。名前からして怖いですが、「硫化水素ガス発生のため、停車しないで下さい」という看板が何度も出てきます。
呻沢という地名も同じ秋田県の地図にありました。怖いですね。
以下が秋田県の防災ポータルサイトの説明です。
叫沢周辺の火山ガス噴出口では、致死量の数十倍の濃度の硫化水素が観測されています。
○叫沢周辺を含む次の地図の赤色のエリアでは高濃度の火山ガスが観測されています。これ以外のエリアでも火山ガスが噴出している可能性がありますので、青色の登山道以外には、決して立ち入らないようにしてください。(赤線の登山道は通行禁止です。)
○国道341号の紫色の区間では、駐停車したり立ち止まったりせずに通過してください。
もちろん駐停車せず、その少し先の三叉路にある公衆トイレのある駐車場で、ランチタイム。
お店がないうえ、電波もなく、ネットから情報も得られないので、手持ちの登山用の行動食という名の甘栗やおやつ各種、前日の玉川温泉のお部屋のお菓子をランチにしました。
ランチ難民確定。
下調べのない旅あるある。
そして、満腹になった直後に、美味しそうなカフェと出会ったのも下調べのない旅あるある(笑)
雨と霧のなか、後生掛温泉旅舘へ到着。
湯治場として有名ですし、テルマエ・ロマエの続編マンガにも出てきました。
テルマエ・ロマエの続編の1話で見てから、行きたい行きたいと思い、ようやく実現しました。
漫画『テルマエ・ロマエ』は映画化もされていましたが、待望の続編が始まりました。その第1話に描かれたのがこの秋田の名湯、後生掛温泉です。
ギロチン風呂?
箱蒸し風呂に感銘を受けるルシウス。
後生掛温泉旅舘へついにやって来ましたよ。
窓を開けると、硫黄の香りが漂うのがめちゃくちゃ嬉しいです。「湯治村」と書いてありました。
想像していたより、新しい建物です。中に灯る明かりがオレンジ色なのが素敵です。
こちらは宿泊者用の玄関で、日帰り入浴の玄関は別でした。
宿泊者用の玄関の隣のおしゃれなカフェでたまごを買いました。
この湯治場らしくないおしゃれなカフェの横の坂道の下が日帰り入浴の受付と聞きました。
この日帰り入浴の受付のほうが、後生掛温泉旅舘の湯治場のイメージにぴったりです。
うわあ、ここでランチにしたら良かったです。この日は金曜日なので、お得なランチセットがありました!
知らなかったんで、適当ランチを食べてしまってました。
写真は撮ってませんが、温泉で蒸したたまごも売られていて、それは買いました。
日帰り入浴と宿泊者のいる時間帯が分けてあるのは、宿泊者からするとゆっくり入れて良いですよね。
JAF割はありません。←必ずチェック。
山奥だけに人手不足が深刻かも?
ものすごく不思議なスロープがありました。スロープ部分が長いうえ、スロープを使っても4段の段差が残っています。
不自然です。不思議です。ナニコレ珍百景に応募しました(笑)
温泉分析書。源泉名が、オナメ・モトメの湯。
自然湧出で、92度!
加水しているのでしょうか?
湧出量は測定不能でしょうね。
ご多分に漏れず、撮影禁止なので、公式サイトの写真です。
まあ、数名の先客さんがおられたので、撮影できたとしても露天風呂で数分独占できただけでした。
良い方に考えるとゆっくり入れて良かったです。
火山風呂は、いわゆるジャグジー。奥の神経痛の湯のほうが良かったです。
この泥風呂がものすごく良かったです。塗りたくるための泥が置いてあり、たっぷり塗りまくって浸かるお湯がぬるめでめちゃくちゃ気持ちいいです。
硫黄の匂いが染み付いていくのがわかります。
露天風呂。41度くらいかな。ほどよい温度なので、ここで半身浴するのが良かったです。
この後生掛温泉旅舘の名物らしい箱蒸し。テルマエ・ロマエにも出てきたのがここの箱蒸し。
ただ、前に座った方の座高が高かったみたいで、うまく高さを調整する方法がわからず、できませんでした。
以下は公式サイトの箱蒸し風呂の説明です。
名物『箱蒸し風呂』。後生掛伝統の入浴法で、中には温泉蒸気が噴き出しており木箱から首だけ出して温まります。首から上に直接蒸気が当たらない為のぼせにくく、気持ちよく汗をかくことができます。お尻の下に備え付けの板を敷いて適度な高さに調整のうえご利用ください。
備え付けの板が1枚ありましたが、どうしても高さが変えられず、諦めました。見ていると、他の人も諦めてました。
泥湯と木製の懐かしい感じの浴場に大満足しましたし、箱蒸しも見られて良かったです。
遊歩道で泥火山へ行けるみたいですが、雨なのでやめときます。
まだ時間があるので、もう1湯寄ってから、今宵のお宿へチェックインすることにしました。