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カミキリムシの生命力 by スピカ(小6)
その日、弟の保育園で夏祭りがあったため母と弟は夜8時ぐらいに帰ってきました。弟の手の中をのぞきこむと、ミキリムシが入っていました。弟は「すごいでしょう!」というように目をかがやかせていました。カミキリムシは別にめずらしいものでもないので、とくにすごいなとは思いませんでしたが、弟が本当にとくいげにしていたので、一応、
「すごいね!」
と言ってあげました。
しかしよく見るとそのカミキリムシの長い触覚が一本ちぎれていました。もっと目をこらすと足もちぎれていました。私はカミキリムシがとってもかわいそうに思え、「助けてあげなくちゃ!」と思いました。もちろん、ちぎれた触覚や足は元通りにはなりません。でも、このまま逃がさずに家で飼ってやれば、エサも豊富だし、他の昆虫にやられることもないので、ベストの環境なのではないかと思いました。
さっそく飼育ケースに土と木と昆虫ゼリーを入れてカミキリムシをその中に入れてやりました。次の日、私は飼育ケースの中をのぞきこみ、カミキリムシの様子を見ました。ふつうに元気でした。私はホッとしてから、改めて昆虫の生命力に感心しました。
人間だったら足がちぎれていたら、病院に行かなくてはなりません。でも、カミキリムシは全然、大丈夫です。考えてみれば人間は特別に生命力が強いわけではなく、足がすごく速いわけでもなく、特別に力持ちであるわけでもありません。あるものといえば知恵です。人間に知恵がなかったら今ごろ滅びていたもおかしくないくらいです。ですから、もし人間に知恵とともに昆虫のような生命力があれば、人間は無敵の生き物になるだろうなあと、カミキリムシを見ながら思いました。


