このまえ あみなおしをした 肩掛けでは、森の中を、うつくしい しかが、ならんで はしっていくところを、あみこんでみました。すばらしい できばえでした。 

 そんな むずかしい もようを あんでいるときでも、おばあさんの ゆびは、めまぐるしく うごいているだけで、ちっとも やすまないのです。

 おばあさんの あたまに うかんだ 模様は、おばあさんの ゆびさきから ながれだして、けいとと いっしょに、あみものの中に しみこんでいくようでした。 

 それほど、おばあさんは あみものが じょうずだったのです。