ガンになったことがあるんです。![ペタしてね](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_10.gif)
7年前でした。たまたま受けた健康診断(健康診断してくださいって言うと値段が高くなるから、体調不良、身体がだるいとか疲れやすいとかで診察してもらいなさいと窓口の受付で親切に言ってくださいました)で、糖尿病が発見されました。![ペタしてね](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_11.gif)
入院レベルの血糖300超え。
でも糖尿病を得意とする内科の先生で、
身体の臓器に影響があるかもしれないからと
CT受けるように勧めてくれました。
CT受けたらなんと!
右腎臓に異常が見つかりました。
内科の先生は、これ気になるからと
画像解析専門医に見せたら、やはりその先生もおかしいといってました。
すぐに泌尿器科に紹介状を書いてくれ、廻してくれました。
泌尿器科で、エコーで診ると、水泡ではなく、
中身が詰まった腫瘍であるということで、
今度は造影剤を血管に入れてのCT検査を受けました。
そして付いた病名が、
右腎臓悪性新生物、つまり、腎臓ガンでした。![まじで](https://emoji.ameba.jp/img/user/na/nanapon773/1554808.gif)
普通の健康診断受けてたらCTまで撮らないから、
これはまったくの偶然に発見されたものです。![ペタしてね](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_11.gif)
腎臓ガンは自覚症状が(腰が痛い、血尿が出る)出ないと発見できず、
発見された時は大抵手遅れ、肺と骨に転移し、絶望なんです。
転移がなくて手術しても、5年生存率25%
つまり5年経って生きている確率は4人に一人という厳しいガンです。![まぁ](https://emoji.ameba.jp/img/user/ma/maa---blog/1552482.gif)
主治医ははっきり物言うタイプですから、隠さずに
腎臓ガンですといいました。![MARU](https://emoji.ameba.jp/img/user/yt/yt-t-r0614/1572902.gif)
転移するとすれば、肺と骨なので、転移がないか検査が始まりました。
私はガンといわれた時は冷静に受け止められましたが、
転移してないかどうか、ヒヤヒヤでした。![マジ](https://emoji.ameba.jp/img/user/am/amemiyatihoko/1651308.gif)
肺の詳しいCTと、
骨に転移しているかどうか、放射性物質を血管に注射し、
ガンに集まる特性を活かした、確か骨シンチという検査を受けました。
その結果、転移はないということが分かり、
初めて安心できました。![びっくり](https://emoji.ameba.jp/img/user/ar/arisa-1021/1650537.gif)
精密検査で、ガンの直径は2cmということが分かり、
術式について話し合いました。
インフォームドコンセントです。
ガンの部分だけ切除し、ガンでない部分は残したいと主治医は言いました。
しかし、私はなんとしても輸血だけは嫌でした。
当時血液製剤でエイズになったとか盛んに報道されていました。![ペタしてね](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_11.gif)
ガンの部分だけ切除すると、
腎臓は細い血管の集まりですから、出血を一気に止めるため、
フィブリン糊を使うことになります。
しかしフィブリン糊は血液製剤です。![ペタしてね](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_10.gif)
エイズや肝炎などに感染する危険性は十分考えられます。![ウーム](https://emoji.ameba.jp/img/user/je/jerrylee/1571917.gif)
自己血輸血も断りました。
鉄分その他の損壊が起こるからです。![まじで](https://emoji.ameba.jp/img/user/na/nanapon773/1554808.gif)
セルセイバー(手術中に出る出血を回収し、体内に戻す)と
電気メス(メスを入れると同時に血管を焼ききり、出血を抑える)及び
血液希釈(閉鎖回路で血液をタンクに取り、その分輸液で血液を薄めること)を
提案しました。
麻酔科医がこの方法に賛同してくれなければ手術は出来ません。
なぜなら、手術中の命は麻酔科の腕にかかっているからです。
外科医は切って貼るだけ。
でも、患者の容態に合わせ、呼吸をコントロールし、手術に合わせて麻酔を調整し、
心臓手術などの場合、人工心肺の管理は
麻酔科医の仕事です。![ペタしてね](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_11.gif)
主治医は私の方法では腎臓の細い血管を何百とつなぎ合わせないといけないので
手術時間が延び、相当の出血が予想されるため難色を示していました。
麻酔科医も反対していました。![はぁ](https://emoji.ameba.jp/img/user/an/an-koro-mochi/1573579.gif)
しかし、インフォームドコンセントなのです。
患者の希望は十分取り入れ、双方納得の上で手術をしないといけないのです。
それで私は主治医にガンに侵された腎臓の全摘出を提案しました。![ペタしてね](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_10.gif)
これなら、腎臓が一つなくなっても、もう一つでカバーできる。
手術もでかい血管2本の止血で済む。時間も短く出来る。
輸血等その他必要なく、輸液だけで十分いける。
これで合意し、手術しました。
もちろん、輸血なしで手術して失敗し、命を落としても
医師たちチームの責任は問わないという文書を私は出しました。![ペタしてね](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_11.gif)
手術前、主治医が執刀しましたが、
出血量は100CCと予想していました。
献血でも200~400取られるんですよ?こっちのほうが輸血必要じゃない?
手術時間は3時間。
終わってみれば出血量わずか10cc。
いかに主治医の腕がいいか。こんな出血のために
輸血用意するなんてどうかしてる。
輸血しなかったから術後の経緯は順調。
当然、拒絶反応もなく2週間で退院しました。
医療保険とガン保険かけてたからね。
ガンと診断されて100万、
医療保険はガンと診断されたら一日の入院保険が倍額になるやつかけてたから、
ベットで寝てるだけで、1日2万円になるの。
保険っていざってとき大切だね。
しかも高額医療の対象だから、私の所得で6万ちょっとしか払わなくていいの。
240万保険出たよ。
病理検査で、ガンだけどステージ1のごく初期で、周りに浸潤も見られなかったから、
5年生存率25%クリア。
このまま逃げ切りと生きたいところ。
ところが腎臓ガンって、手術で取っても
10年位してから再発することあるんだってね!![ペタしてね](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_11.gif)
だから1年に1回CTで再発転移の検査してる。
それが今日だった。
何も問題なくてよかったよ。
たまたま受けた内科の先生のおかげ
そうそう、病院の名前、
手稲渓仁会病院だよ。
ドクターヘリも飛ばして、救命救急もやってるよ。
患者の人権や方針を最大限取り入れるいい病院だよ。
内科でも、インフォームドコンセントするんだよ!
治療方針を説明し、メリット、デメリットを分かりやすく説明して、
どうするかは医者じゃなくて自分、患者が決める。
だから、我々患者も、病気の事勉強して、
賢い患者にならないといけないよ。
医者任せの時代はもうとっくに終わっているんだから。![ペタしてね](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_10.gif)
![ペタしてね](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_10.gif)
7年前でした。たまたま受けた健康診断(健康診断してくださいって言うと値段が高くなるから、体調不良、身体がだるいとか疲れやすいとかで診察してもらいなさいと窓口の受付で親切に言ってくださいました)で、糖尿病が発見されました。
![ペタしてね](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_11.gif)
入院レベルの血糖300超え。
でも糖尿病を得意とする内科の先生で、
身体の臓器に影響があるかもしれないからと
CT受けるように勧めてくれました。
CT受けたらなんと!
右腎臓に異常が見つかりました。
内科の先生は、これ気になるからと
画像解析専門医に見せたら、やはりその先生もおかしいといってました。
すぐに泌尿器科に紹介状を書いてくれ、廻してくれました。
泌尿器科で、エコーで診ると、水泡ではなく、
中身が詰まった腫瘍であるということで、
今度は造影剤を血管に入れてのCT検査を受けました。
そして付いた病名が、
右腎臓悪性新生物、つまり、腎臓ガンでした。
![まじで](https://emoji.ameba.jp/img/user/na/nanapon773/1554808.gif)
普通の健康診断受けてたらCTまで撮らないから、
これはまったくの偶然に発見されたものです。
![ペタしてね](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_11.gif)
腎臓ガンは自覚症状が(腰が痛い、血尿が出る)出ないと発見できず、
発見された時は大抵手遅れ、肺と骨に転移し、絶望なんです。
転移がなくて手術しても、5年生存率25%
つまり5年経って生きている確率は4人に一人という厳しいガンです。
![まぁ](https://emoji.ameba.jp/img/user/ma/maa---blog/1552482.gif)
主治医ははっきり物言うタイプですから、隠さずに
腎臓ガンですといいました。
![MARU](https://emoji.ameba.jp/img/user/yt/yt-t-r0614/1572902.gif)
転移するとすれば、肺と骨なので、転移がないか検査が始まりました。
私はガンといわれた時は冷静に受け止められましたが、
転移してないかどうか、ヒヤヒヤでした。
![マジ](https://emoji.ameba.jp/img/user/am/amemiyatihoko/1651308.gif)
肺の詳しいCTと、
骨に転移しているかどうか、放射性物質を血管に注射し、
ガンに集まる特性を活かした、確か骨シンチという検査を受けました。
その結果、転移はないということが分かり、
初めて安心できました。
![びっくり](https://emoji.ameba.jp/img/user/ar/arisa-1021/1650537.gif)
精密検査で、ガンの直径は2cmということが分かり、
術式について話し合いました。
インフォームドコンセントです。
ガンの部分だけ切除し、ガンでない部分は残したいと主治医は言いました。
しかし、私はなんとしても輸血だけは嫌でした。
当時血液製剤でエイズになったとか盛んに報道されていました。
![ペタしてね](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_11.gif)
ガンの部分だけ切除すると、
腎臓は細い血管の集まりですから、出血を一気に止めるため、
フィブリン糊を使うことになります。
しかしフィブリン糊は血液製剤です。
![ペタしてね](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_10.gif)
エイズや肝炎などに感染する危険性は十分考えられます。
![ウーム](https://emoji.ameba.jp/img/user/je/jerrylee/1571917.gif)
自己血輸血も断りました。
鉄分その他の損壊が起こるからです。
![まじで](https://emoji.ameba.jp/img/user/na/nanapon773/1554808.gif)
セルセイバー(手術中に出る出血を回収し、体内に戻す)と
電気メス(メスを入れると同時に血管を焼ききり、出血を抑える)及び
血液希釈(閉鎖回路で血液をタンクに取り、その分輸液で血液を薄めること)を
提案しました。
麻酔科医がこの方法に賛同してくれなければ手術は出来ません。
なぜなら、手術中の命は麻酔科の腕にかかっているからです。
外科医は切って貼るだけ。
でも、患者の容態に合わせ、呼吸をコントロールし、手術に合わせて麻酔を調整し、
心臓手術などの場合、人工心肺の管理は
麻酔科医の仕事です。
![ペタしてね](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_11.gif)
主治医は私の方法では腎臓の細い血管を何百とつなぎ合わせないといけないので
手術時間が延び、相当の出血が予想されるため難色を示していました。
麻酔科医も反対していました。
![はぁ](https://emoji.ameba.jp/img/user/an/an-koro-mochi/1573579.gif)
しかし、インフォームドコンセントなのです。
患者の希望は十分取り入れ、双方納得の上で手術をしないといけないのです。
それで私は主治医にガンに侵された腎臓の全摘出を提案しました。
![ペタしてね](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_10.gif)
これなら、腎臓が一つなくなっても、もう一つでカバーできる。
手術もでかい血管2本の止血で済む。時間も短く出来る。
輸血等その他必要なく、輸液だけで十分いける。
これで合意し、手術しました。
もちろん、輸血なしで手術して失敗し、命を落としても
医師たちチームの責任は問わないという文書を私は出しました。
![ペタしてね](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_11.gif)
手術前、主治医が執刀しましたが、
出血量は100CCと予想していました。
献血でも200~400取られるんですよ?こっちのほうが輸血必要じゃない?
手術時間は3時間。
終わってみれば出血量わずか10cc。
いかに主治医の腕がいいか。こんな出血のために
輸血用意するなんてどうかしてる。
輸血しなかったから術後の経緯は順調。
当然、拒絶反応もなく2週間で退院しました。
医療保険とガン保険かけてたからね。
ガンと診断されて100万、
医療保険はガンと診断されたら一日の入院保険が倍額になるやつかけてたから、
ベットで寝てるだけで、1日2万円になるの。
保険っていざってとき大切だね。
しかも高額医療の対象だから、私の所得で6万ちょっとしか払わなくていいの。
240万保険出たよ。
病理検査で、ガンだけどステージ1のごく初期で、周りに浸潤も見られなかったから、
5年生存率25%クリア。
このまま逃げ切りと生きたいところ。
ところが腎臓ガンって、手術で取っても
10年位してから再発することあるんだってね!
![ペタしてね](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_11.gif)
だから1年に1回CTで再発転移の検査してる。
それが今日だった。
何も問題なくてよかったよ。
たまたま受けた内科の先生のおかげ
そうそう、病院の名前、
手稲渓仁会病院だよ。
ドクターヘリも飛ばして、救命救急もやってるよ。
患者の人権や方針を最大限取り入れるいい病院だよ。
内科でも、インフォームドコンセントするんだよ!
治療方針を説明し、メリット、デメリットを分かりやすく説明して、
どうするかは医者じゃなくて自分、患者が決める。
だから、我々患者も、病気の事勉強して、
賢い患者にならないといけないよ。
医者任せの時代はもうとっくに終わっているんだから。
![ペタしてね](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/decoPeta/pc/decoPeta_10.gif)