今から5年くらい前のこと、アラフィフだった私は早期退職勧奨を受け入れて転職することにしました


当時の勤務先は一部上場企業の子会社で収入は平均より少し上、しかし「斜陽産業」として今後事業縮小が確実視されていたので、故郷に戻って就活することに決めたのです

その時一緒に退職を受け入れる事にしたのが今回の主人公(仮名、折り紙にします)


折り紙さんはアラフィフで独身、ほっそりして一見アラフォーに見える若作りな女性でした


退職勧奨受け入れから実際に退職する年度末までの一年弱、私たちは就活情報の交換なとを通じて段々親しくなっていき、噂好きな女性社員らからそれとなくけしかけられるようなこともあって、お互いまんざら悪い気分ではありませんでした


歳が明けてしばらくしてから、私と女房の間に急に離婚話が浮上します、そんな時折り紙さんは私の愚痴を聞いたりもして、さりげなく交際を勧める人も現れ始めます


退職まで一月余りになった日、私は折り紙さんに「もうすぐ退職だし、記念に一杯やりに行きませんか?」とお酒好きな彼女を誘ってみたところ、意外な返事が


「私、いいから。マナガツオさんまだ奥さんと離婚してないし。よりを戻してあげればいいじゃない」


そう言うと折り紙さんは通りかかった男性社員に話しかけ、「どこぞの居酒屋はお気に入り…」などと私に聞こえよがしに話すのでした


(駆け引きしているつもりかな?)


当時の勤務先はセクハラやストーカー事案に厳しい社風で、断られたのに再度誘うなんて退職前にはリスキーな話。


まして離婚した後で「そんなつもりはなかった」なんて言われたら眼も当てられないし✋


いずれにしても不倫ではないけど他人の配偶者を横取りする略奪愛になるのに、こちらだけ一方的なリスクを負わせる人なんて信用できない話です


(ここは一つ言葉を真に受けた振りをして女房とよりを戻し、向こうの反応を見てみよう)


ちょうど体調を崩して短期入院することになったので、わざと折り紙さんに知らせず女房と連絡を取りました。


別れたくなかった女房は早速駆けつけ、二人で退院の挨拶に会社へ。ちょうど折り紙さんは不在で女房は要領良く社内にお菓子を差し入れて夫婦仲をアピールします

その日は横浜まで行ってデート、とりあえず離婚の危機は回避されることに
女房は別居宅に戻り、翌日私が出勤すると…

折り紙さんは涙目になって私を睨み付け「何ですか?」と虚ろな呟きをしたまま以降私と口を利かなくなってしまいましたが知った事じゃありません

結婚とは互いの信頼に基づく契約です、見え透いた嘘で相手を試すような人に用はありませんからね

男の中には察していてわざと無視する人も結構いるんですよ、折り紙さんは人生最大最後かもしれない婚活のチャンスをつまらない駆け引きで無駄にしました。

本当にお気の毒様(笑)



後編は私の体験談を元に痛女さんが爆誕するメカニズムを考察していく予定です