今日は休みなのに朝イチ(っつっても夕方だけど)から お客さん達に振り回されて、予定はガタガタに崩れた。
それも仕方ないと思った。
仕事だから。
この努力が成績や評価に繋がるならいとわない。
むしろこれを武器にがっつり稼いでやる。
勝算はある。
だけどあたしにとって大事だったはずの彼は
それを望んではいなかった。
彼はお金なんかいらないと言った。
そんなのより大事なことがあるとも言っていた。
あたしには結局 理解できなかった。
男や愛なんか信じない。
『目に見えない』こと(モノ)は『無い』こと(モノ)と同じ。
信じたら負け。
信じることは裏切られることへの第一歩。
あたしは全てが計算ずくな環境に長らく身を置いた。
だからそんな、無償の愛的なモノが ただの男女間に存在するなんて到底思えない。
あたしに寄って来る男は あたしから生まれる何かの利益が目的だと思った。
だったら、愛する人の為なら喜んで利益を生んでみよう。
金を稼ごう。
たとえどんなに身を削ってでも。
しかしあたしの男はそれを望まなかった。
それどころかあたしの理解できない、目に見えない『何か』を望んでいる。
そんな得体の知れないモノの為に一体何をがんばれと言うの?
唯一できることを、あたしから奪われてしまった。
不確かなモノは怖い。
いつしか無くなって、もしかしたら 無くなってることにすら気付けないかもしれないのに。
あたしはただ必要とされたかったけど
彼の望むやり方がわからない。
だけどこの場所を離れることもできないあたしは、
ただ楽しい話だけをして盛り上げて、
ただ彼の要望に応える
人形とゆう犬に成り下がった。
ある種、ホステスに近い。
店ではお客様のため。
家では彼氏様のため。
皆様の望む『あたし』を演じなきゃいけない。
仕事が終わっても、家では家でのホステスでなきゃいけない。
ホステス業、年中無休になりそうです。






』

)





