ご無沙汰しております。設計部 本間です。
さて、今回は予告通りハンス・シャロウンをご紹介します。
シャロウンと言えば『ベルリン・フィルハーモニー・ホール』が有名です。
大好きな建築の一つです。
彼は1893年ドイツ帝国ブレーメンに生まれました。16歳で最初の設計を行い、18歳で教会の改築コンペに参加したそうです。
ベルリン工科大学に学び、でも卒業してないそうです。前回ご紹介したフーゴ・ヘーリングの影響を受けた方だそうです。
しかし、受賞歴は凄まじく、ベルリン芸術賞、連邦功労大十字章、ローマ大学名誉博士号、オーギュスト・ペレ賞など、多数です。
ベルリン・フィルハーモニー・ホールはそれまでの音楽ホールの常識をくつがえすプランです。演奏者の前に観客がいるのでなく、
ステージの周りに観客がいるのです。つまり、演奏者は観客に360°囲まれているのです。なんと斬新なプランでしょうか。
しかし、音響設計には苦心して、反射板や後方壁や天井などの工夫でやっと2秒以下に収めたそうです。
それに、コンサートホールの下からアプローチするのもいかしてます。
今回はこの辺で、ミース・フアン・デル・ローエなどいかがでしょうか。