ご無沙汰しております。設計の本間です。
今回は皆さんご存知のル・コルビュジェの真反対のような考えを持っていた人です。
その名もフーゴー・ヘーリングです。
1882年ドイツのビバラッハに生まれ、シュトゥットガルト工科大学とドレスデン工科大学を卒業し
1903年建築家としてデビューしました。
1926年建築思潮組織「デア・リング」を設立、書記長を務め、1928年の「CIAM結成総会」にデア・リング代表として参加しました。
コルビュジェと意見が合わず、もめたとか。後に、シュトゥットガルト工科大学名誉博士として活躍し1958年逝去されました。
ヘーリングの論文からその一部をご紹介します。
計画案が多く、実現され唯一脚光をあびているのが、「ガット・ガルカウ農場」です。
現代の合理的機能主義に対して、建築に哲学が入り込んだような、有機的機能主義とか機能的有機主義とか言うそうです。
著書もあるそうですが、かなり難解そうです。ぜひ探し求めたいものです。
計画案を見ると、なんとも気になる魅力的な計画案ですね。そう見るのは私だけでしょうか。
次回はハンス・シャロウンを予定してます。今回はこの辺で、ではまた。