鳥取市岡益の岡益石堂の森の「岡益稲荷神社」

鳥取県東部の因幡地方に伝わる「麒麟獅子舞」。江戸時代のはじめに、初代藩主の池田光仲(みつなか)が曾祖父の徳川家康の分霊を祀(まつ)った因幡東照宮(現鳥取東照宮)を創した際に、祭礼の芸能として創始したと言われている。舞い方は「権現流(東照宮のことを権現さんという)」。 
 因幡万葉歴史館には室町時代16世紀と推測される現存最古の麒麟獅子頭として岡益稲荷神社の獅子頭が展示してある(保護文化財指定)。
推測の域ではあるが、池田光仲が麒麟獅子舞を創始した以前から中国由来の麒麟獅子を模した獅子頭が存在していたのではと考えられる。
岡益稲荷神社の例祭は明治の初めあたりでは旧暦二月初午に行われており、これが本来の祭礼日となる。
戦時中に衰退していた時期もあったが、昭和32年の獅子頭の保護文化財指定を経て昭和38年、お年寄りの記憶をもとにしながら、獅子舞を復活させた。


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