鳥取県八頭郡智頭町にある「曹洞宗 興雲寺」



興雲寺(こううんじ)は鳥取県八頭郡智頭町にある曹洞宗の仏教寺院。



山号は龍吟山。
因幡三十三観音20番札所。
智頭宿の智頭往来沿いに位置する。

歴史



臨済宗妙心寺派の寺院として創建されたと伝わる。1593年(文禄2年)8月の「高麗水」と呼ばれる大洪水で牛臥山山裾にあった堂宇は会下山の土砂崩に飲み込まれ喪失したが、再建された小さなお堂で無住の寺としてかろうじて存続した。



1625年(寛永2年)に鳥取市湯所の天徳寺の五世由山を開山、曹洞宗の寺院として復興した。


 
1632年(寛永9年)には鳥取藩藩主池田光仲の父忠雄の位牌が安置されたことで寺領が安堵され、智頭宿とともに発展するに至った。



寺宝

弘法大師坐像 - 座高17cm、桧造り、1938年(昭和13年)、国米泰石(仏師・東京美術学校教授)作、智頭町指定文化財



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