差し込み記事が2日続いてしまいましたが、イベントの企画のお話を書いてみます。
イベントにはお金を取る場合ととらない場合があります。
参加者にお金を払って参加してもらう場合は、材料費、場所代、ギャラ、主催者の交通費などを計算して、マイナスが出ないように設定するものです。
が、無料の企画の場合、出演者もギャラも交通費もなし、参加者も自由に観覧したり参加したり出来ます。
このときに、主催者側は何に気をつけていれば良いか?
という事を考える前に、
我々はなぜイベントを企画したり関わったりするのか?
というところから向き合ってみようと思います。
古くは農村の収穫の季節に、神への感謝と男女の出会いを兼ねた祭りが行われていた、というものがあります。
今も播州地域では屋台を引いて町内を練り歩く祭りが各地で行われ、町内出身者には絶対参加とも言われています。
地元の坂戸の山車
ところが、新規住民は町内の行事に参加しない方針の方も増えて、絶対的なものではなくなっています。
また今は地方の地域振興課などが、町民から集めた税金を使ってイベントを企画し、町の住民に参加してもらって交流の場にしようというものもあります。
また、音楽や美術や伝統芸能などの芸の披露の場としても、イベントは企画されます。
土地の子どもたちは一生懸命練習を重ねています。
これら芸の披露も見てもらう人がいなければ成り立ちません。
要は、人と人の交流の場を作りたいために、イベント、祭りを企画するわけです。
まぁ、上からやらなければいけないとか、毎年決まっているからするという場合も多いのですが、新しく、面白い出会いのあるイベントを創り出したい!自分も人も楽しめる祭りにしたい、と思ったとき、何から始めれば良いのか?についてですが…
まず新しいことを始めるときに、どんなに思いつきが素晴らしくても、人を巻き込まなければいけない場合は、反発を食らうことが多いものです。
このブログの読者のあなたは、なかなか誰もいいねと言わないあの記事の続きを私が書きたいと思っていることに気づいているかも知れません。
そうなんです。
いつも怒られてる、叱られているとつぶやくあきさんは、実は企画の天才だった!
という結論に向かいたいのです。
その前に、一つ。
新しいことをしたいとき、なぜ、反発を食らうのか?
といえば、一言、めんどくさいから、と言えます。
人に巻き込まれるのは面倒なこと。
特に会社などでは、9時5時で帰宅できるものを面倒な企画を持ち出されては帰りが遅くなる!という話。
イベントや祭りの好きな人は、どうですか?
この逆が多いと思います。
つまり、一般的とされる社会、9時5時で帰宅して家庭を持って、お休みの日に遊ぶのが普通、と思っている人たちからははみ出している人種ではないかと思われます。
はみ出ものははみ出もの同士で集まり、遊びたいと思うものですが、では主催者は何に気をつければいいか、ということです。
なるみ堂の企画で一番気をつけているのは、はじめからどうなっていくかを固定化しないということです。
関わった人が楽しい、面白いと思えるように整えて行くことを一番心がけています。
それぞれの人が力を発揮しやすいように関わってもらい、次第に大きな力になって行くように見守ります。
例えば、こちら
すっかり毎月恒例となり、まさかあの人もサッカー好きだったのか、というメンバーも加え、地元のサッカー好きの大学生も転がり込んできたり、障がいのある人も観に来れるようになったり、広がりを見せています。
次回の予告チラシも、元デモクラティックスクール生の長男あおさんが作成してくれたそうです。
人が関わりやすいように、参加しやすいように、そして自分を発揮しやすいように、を心がけていると、次第にイベントの主催もやりがいのあるものになります。
そういう意味で見て行くと、あきさんそのものの良さも、そこにあるのですね~
私も付き合い、関わっていくに連れて、自分を発揮出来るようになってきたと思います。
そして、どうなって行くかを最初から決めない。という見方も、いろんな場面で私自身で少しづつ足を踏み出して行けたのだな、と思うわけです。
元二期会常連の障がいのある芸術家伊達さんの展覧会の企画の時↓
9時5時で帰宅する公務員的な人ではなく、常に何か育てたり創ったりして行くのが好き、そういう点で一緒にやれていると言えるのでしょう。
これからもいろいろと楽しく、自分も周りも楽しめる企画を考えたいと思います。
サッカーイベントは観覧自由ですよ!
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