産まれてすぐに
守護霊と会話を始めた
だって……
「ケイは、幽霊と話が出来るけどね
それを誰かに知られないようにするんだよ」
と
いきなり言われたからね
今みたいに素直に会話を始めたのは
いつからだっけ……
高校生くらいまでは
話は聞くけど
無視していた感じがする
(うるさいから)
(わかったから)しか返事しなかったかも
親には反抗期なかったけど
守護霊の皆さんには
僕は反抗期真っ盛りのままだったなぁ
ほんと、そこは申し訳ない
霊能者というのはずっと隠してたわ
娘達が生まれてから
「あ、居たね」て、娘が見つけるようになって
ようやく、
僕も打ち明けたというか……
バレた
「だって、お母さんも見えるよね？
その霊が教えてくれたよ」ていう感じに。
今でも
霊能者は、隠して生きてる
僕はさらけ出しても大丈夫なんだけど
血の通った家族が居るので……
予想打にしないご迷惑をお掛けしてしまう恐れがあるので
そこは慎重に、ね
両親と妹たちは
うすうす勘づいていたみたいです
こっそり会話してるのを
聞かれていたり
何もないほうを見つめていたり……
僕に取っては日常なことを
ひたすら隠せるわけはなかったんだね
霊能者であることが
良いか
悪いか……
自分が考えるよりも
他人からとても聞かれる事です
霊能が増す事はあっても
消える事がないので
善し悪しなんて考えたこともなかったから……
初めて聞かれた時は
答えが出なかったな
霊が見えない人に
「霊が見えなくて、良かったか、悪かったか？」と
聞くようなもので……
善し悪しなんか無いんだろうね
いまだに結論は出てないし
深くは考えてないかも
出来ることなら
普通の人間で産まれたかった
あー
普通じゃなくて
隠してること
他にもあったなぁ
常連さんは
もうお分かりでしょうね