「エブリスタ小説大賞2018 一迅社 メゾン文庫 現代恋愛・お仕事・ミステリー大賞」に応募したところ、3作品が、優秀作品に選ばれました。
賞典である、エブリスタ編集部からの選評が来ました。
●春色のletter
【選評】キャラクターの感情表現が豊かで、主人公である夜梨子が色彩豊かに表現されていました。手紙を中心に進んでいく設定は、メッセージアプリやSNSが当たり前のいまでは新鮮に感じます。冒頭で手紙を頼りに夜梨子がハルの家を訪ねるシーンはこの作品のつかみのひとつだと思いますが、ハルの人物像を想像できる情報がやや少なく、夜梨子への感情移入が難しく思えました。ハルという存在が夜梨子にとってどういう立ち位置なのか、簡単にでも補足してあげるとよりよくなるのではと思います。
●彼女は小説家
【選評】編集者の男性が主人公となって、スランプに陥った女性作家との恋という設定が斬新です。少女マンガのような冒頭のシーンに惹きつけられますが、その分、主人公がまどかへの好意を持つ過程や仕事の描写でリアリティを補強すると、さらに引き立つ作品になるのではと感じました。まどかは「いくつかのキャラでやっている」設定ですが、ヒステリックな性格という印象が残るので、弱さや優しさをもっと出すなど、人物造形を掘り下げると魅力が高まるかと思います。また、三角関係の一角である園子が、主人公との恋愛をすぐに諦めず、憧れの存在のまどかと戦うほうがストーリーが盛り上がりそうです。
●鏡の向こう
【選評】カフェレストランを営む主人公・綾瀬摩美の前に現れた、生き別れの双子・希美。予知能力を持つ、ミステリアスな彼女の描き方が非常にうまく、物語に惹き込まれました。伏線の張り方も巧みで、ラストでそれらを鮮やかに回収しつつ、真相を明かしていく展開は見事。ですが、最後のシーンに至るまでが、少し冗長なのと、視点が唐突に切り替わる部分がやや気になります。思い切って視点を主人公のみにしたり、物語をコンパクトにまとめたりすると、より読み手に伝わりやすい作品になると思います。
以上です。
自分自身が気になっていたところを的確に指摘されました。
ちゃんと読んでもらえてるのを感じました。
これからも頑張ります。
近日中に新作の「時の舟」を公開したいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

