爺っちゃん、明けましておめでとう。
そう言ったのって、俺が初めてだったんだよね。
あの時爺っちゃんは病院のベッドの上で、年が明けて始めて来たのが俺だったんだよね。
すごく嬉しそうだったよ。
俺は突然の事でどうしたらいいかわからなかったけど、
とにかく俺は少しでも爺っちゃんのそばにいてあげたくて、会いに行ってた。
それなのに、俺の仕事の事心配してくれてたね。
毎回行く度に、俺は「いいよ」って言ってるのに、「お前が可愛いから」って
いつもお小遣いくれたよね。
あと少ししか生きられないってのに、「大丈夫。心配するな。」って言って、
一生懸命リハビリしてたよね。
最後まで俺に笑顔をくれたよね。
爺っちゃん、もっと一緒にいたかったよ。
思い出すと、やっぱり寂しくて、もう一回会いたくて泣いたりするよ。
一年前、爺っちゃんは俺に最後の別れを告げた。
小さい頃からいつも俺の事を一番可愛がってくれた爺っちゃん。
「人にはいつか死ぬ時が来る」って教えてくれた爺っちゃん。
なんだかんだ言って、一番大好きだった爺っちゃん。
今、一番そばにいて欲しいのは、爺っちゃんだよ。
爺っちゃん、すごく辛いよ。
今、生きてるのがすごく辛いよ。
そんな俺に、もう一回だけ笑って「大丈夫」「頑張れ」って言ってくれよ。
もう一度だけ、俺に「生きる強さ」をくれよ。
まだ俺、ここで諦めたくねぇよ・・・
そんな風に言ったら、今生きてたら爺っちゃんはどうしてた?
きっと、悲しい顔をしながらも、俺を励ましてくれてるよね。
何よりも、一番俺の事大事に思ってくれてたもんね。
大丈夫、俺もう大丈夫だよ。俺は爺っちゃんの孫だもんね。
見ててな爺っちゃん。俺絶対強く生き抜いてみせるよ。
向こうでも「自慢の孫だ」って誇れるように頑張るから。
爺っちゃん、ありがとう。
今は遠くに逝っちまったけど、俺にとっては自慢の爺っちゃんだよ。
だから、人生全うして俺が死ぬまで、そこで待っててね。
尊敬し、誰よりも大切な爺っちゃんに贈ります。