WeekendDiary~軌跡~ -2ページ目
爺っちゃん、明けましておめでとう。
そう言ったのって、俺が初めてだったんだよね。
あの時爺っちゃんは病院のベッドの上で、年が明けて始めて来たのが俺だったんだよね。
すごく嬉しそうだったよ。
俺は突然の事でどうしたらいいかわからなかったけど、
とにかく俺は少しでも爺っちゃんのそばにいてあげたくて、会いに行ってた。
それなのに、俺の仕事の事心配してくれてたね。
毎回行く度に、俺は「いいよ」って言ってるのに、「お前が可愛いから」って
いつもお小遣いくれたよね。
あと少ししか生きられないってのに、「大丈夫。心配するな。」って言って、
一生懸命リハビリしてたよね。
最後まで俺に笑顔をくれたよね。
爺っちゃん、もっと一緒にいたかったよ。
思い出すと、やっぱり寂しくて、もう一回会いたくて泣いたりするよ。
一年前、爺っちゃんは俺に最後の別れを告げた。
小さい頃からいつも俺の事を一番可愛がってくれた爺っちゃん。
「人にはいつか死ぬ時が来る」って教えてくれた爺っちゃん。
なんだかんだ言って、一番大好きだった爺っちゃん。
今、一番そばにいて欲しいのは、爺っちゃんだよ。
爺っちゃん、すごく辛いよ。
今、生きてるのがすごく辛いよ。
そんな俺に、もう一回だけ笑って「大丈夫」「頑張れ」って言ってくれよ。
もう一度だけ、俺に「生きる強さ」をくれよ。

まだ俺、ここで諦めたくねぇよ・・・

そんな風に言ったら、今生きてたら爺っちゃんはどうしてた?
きっと、悲しい顔をしながらも、俺を励ましてくれてるよね。
何よりも、一番俺の事大事に思ってくれてたもんね。

大丈夫、俺もう大丈夫だよ。俺は爺っちゃんの孫だもんね。
見ててな爺っちゃん。俺絶対強く生き抜いてみせるよ。
向こうでも「自慢の孫だ」って誇れるように頑張るから。

爺っちゃん、ありがとう。
今は遠くに逝っちまったけど、俺にとっては自慢の爺っちゃんだよ。
だから、人生全うして俺が死ぬまで、そこで待っててね。

尊敬し、誰よりも大切な爺っちゃんに贈ります。