【とけたパフェとカフェオレと】



昨日まで美味しかったエビフライと唐揚げが美味しくなくなった


誰よりも近くにいて


誰よりもあなたを愛していたのに


私は何にも分かっていなかったんだね


とけたパフェは液状になり


氷の溶けたカフェオレは薄い透明な膜ができていた


私の食べたかったパフェもカフェオレもなくなっちゃった



言葉を発するより先に涙が流れ



外の賑やかな声が一切聴こえなくなった



私の隣を幸せそうな2人が歩いてゆく



もうすぐ、あなたの好きな冬なのに






【ホワイトシチューはパンとともに】



半袖の季節を過ぎて


気づけばコートやマフラーの季節に


街も人も世の中も全てが慌ただしくなる12月


イルミネーションの華やかさに心を躍らせていた去年


私は1人になった寒い部屋のあかりをつける


こんな寒い夜にはジャガイモ、鶏肉、ブロッコリーがごろごろ入ったホワイトシチューとパンが食べたいな




いつもは食べ切れていたはずのホワイトシチューはあの時から鍋に残ったまま



いつもとは違うあなたの笑顔に気付けなかった私と

いつもとは違う自分に気付いていたあなた



もうすぐ、わたしの好きな春が来ます