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メモ『9/13 8:21』
旅行最終日朝
5:40に起きた でも気持ちは現実に向いていた 眠くて意識もしっかりしてないというのに
今動いたら帰れなくなる 体力的に
無理やり二度寝した
色んな変な夢を見たが弓木のような女が何度も出てきて悔しかった
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弓木とは女性プロギタリストの弓木さんですね。僕は彼女を知ったのは今年なんですが、本当に上手でどうしようもなく悔しい気持ちになりました。本当に悔しい感情を覚えていたのか、ここでも出てきたんですね。
チェックアウトまで時間があったので結局手ぶらで海へ行った。自然と身体と足が動いていた。昨日の夜で最後にするつもりだったのに、習慣という概念は恐ろしい。ギターを持った僕と持たない僕は別ということで…。
この日もとても良い天気だった。足だけだが初めて海に入った。たくさん写真を撮った。砂浜にカッコつけて英語で文字を書いた。人がいるのに海に向かってめちゃくちゃ大声で叫んだ。
そんな感じで海に別れを告げた。
忘れてた、初日にバスタオルがわからなくて適当なタオルを使ったと書いたが、3日目にオーナーさんに聞いたら、バスタオルはベッドの上にありますよ!?とのことだった。僕はそのバスタオルをタオルケットだと思い込んで、2日間寝る時肌にかけて寝ていた。旅は初見殺しが多い。
部屋をできる限り綺麗にしてチェックアウト。バスが来るまでオーナーさんとお話をした。
今住んでる所や職場のこと、僕の地元のこと。
ただ色々な質問の中で一番困ったのは、
「この宿のことってどこで知ったんですか?」
「えっと…ネットの友達がここに来たことがあって、すごく良かったと言ってたので…」
「へー!それってどんな人です?」
「名前も年齢も住んでる場所も顔も声も知らないです…」
「…???」
2023年だし、そういうこともある。
とても気さくなオーナーさんで、宿も綺麗で安くて海に近くて海が綺麗で、ここに泊まってよかった。
帰りはきちんと駅までバスに乗り、電車の待ち時間に鴨そばを食べて、一応旅行の締めらしい感じ。
一つ言うと、お土産コーナーを眺めてたら、僕の地元が伊豆なのもあって、見覚えのあるものばかりだった。あげる相手もいないので、なんとなく目についた小さいイルカのぬいぐるみを買った。今は部屋のどこかにある。
帰りの踊り子号で音楽を聴きながらうとうとしてたら会社の人間から電話がきて飛び起きて、前の客が迷惑そうにしてたので靴を脱いだままデッキ?で30分くらい事務的な話をして一気に現実に連れ戻されたのは、この4日間非現実感をきちんと味わっていたんだなと、前向きに捉えよう。
あと強いていうと本を読もうと5冊持ってきたのに一冊も読まなかった。本は重いからあまり持ち運ばない方が良い。
家の最寄駅に帰ってきたのは17時過ぎだった。初めて最寄り駅からタクシーで帰った。予想通りワンメーターだった。
家に入る。一休みする前に、洗濯機を回し、干しっぱなしだった洗濯物とチェンジするように新しく干した。
その後荷物を簡単に片付けてシャワーを浴びた。気がつけば日は暮れていて、普段過ごしてる部屋の座椅子に座って一息ついたとき、旅行が終わったんだと実感した覚えがあり、それ以降のことは全く覚えていない。
さて、ここまで駄文を読んで下さってありがとうございました。
なぜ今この日記を書いているかというと、諸事情でここ1ヶ月以上ずっと心が死んでいて、自律神経も完全に壊れていて、終わりに一直線に向かっているからで、
旅行最終日に海に向かって叫んだ、あまりにも無責任な言葉を思い出したからです。
「俺は絶対好きなように生きるからな
俺はここにいるぞ」
こう宣言してました。
あまりにも子供じみた言葉ですが、そうできるように頑張ってほしいです。
もうすっかり冬ですね。
ばいばい