お立ち寄りありがとうございます
Amazonプライムで視聴。
キネマ旬報第1位作品という事で前から観たかったんですよね。
あらすじ 映画Comより
嘘がつけず愛想笑いが苦手なケイコは、生まれつきの聴覚障害で、両耳とも聞こえない。再開発が進む下町の一角にある小さなボクシングジムで日々鍛錬を重ねる彼女は、プロボクサーとしてリングに立ち続ける。母からは「いつまで続けるつもりなの?」と心配され、言葉にできない想いが心の中に溜まっていく。「一度、お休みしたいです」と書きとめた会長宛ての手紙を出せずにいたある日、ジムが閉鎖されることを知り、ケイコの心が動き出す――
岸井ゆきのさんの演技が絶賛されてますね。
彼女も素晴らしいのですが、私はジムのトレーナーの二人の俳優が
良かったなぁ。
コロナでジムの経営も悪化。 三浦友和さん演じるオーナーの
体調も芳しくなく、事務は閉鎖となります。
(2年間、飲食店ばかりが保護されてたよね。)
そんな中でもオーナーや選手を気遣うコーチたち。
自分たちも副業をしながら頑張ってるんですよ。
ボクシングの映画と言えば演者がとてつもない努力をされる印象が
あるんです。「レイジングブル」のデ・ニーロ、「あゝ、荒野」など
体形や技術をプロボクサーに寄せるために凄まじい努力をされたと
思います。岸井さん、女子プロボクサーという設定で、それなりに
お上手だったと思うんですが、凄まじいほどと言われるとどうかな?
(トレーナーとのパンチング練習は良かった。)
この話、ボクシングへの情熱が伝わらなかったのよね。
そもそも、何にイライラしているのかもよくわからなかった。
優しい家族、優しいジムの面々、理解ある職場の同僚。
何が原因で不安になったの?コロナでマスクしてるから
コミュニケーションが不便になったこと?将来への不安?
ジムの存続? コーチたちが探し回って紹介してくれたジムは
素晴らしい環境なのに、通うのが遠いと渋ってる。
ケイコにとってボクシングとは何なの?と思ってしまった。
聴覚障害者であることは不便かもしれないけど不幸では無いでしょ。
だらしない弟が転がり込んで彼女と音楽を楽しんでる場面、
音楽への羨望って表現も無かったし、弟の彼女もめっちゃ良い子で
人間関係はかなり恵まれてると思うよ。
良くも悪くも「ミリオンダラーベイビー」のように記憶に残る作品とは
私には思えなかった。
評論家や感受性豊かな人には素晴らしい作品という事で(;^ω^)
よければ過去感想(^^ゞ
ここまで読んでくださりありがとうございます