お立ち寄りありがとうございますニコニコ

 

 

最近映画館に行ってないなぁ・・・冬になると出不精になりますね。

 

さて、前から気になっていた映画「あのこは貴族」NETFLIXで視聴しました。

 

地味だけど面白い映画でした。ネタバレ注意です注意

東京の松濤に住む開業医の娘・華子(門脇麦さん)の結婚を巡る話。

 

一方、地方から出て来た庶民の娘・美紀(水原希子さん)との出会いなど

 

静かに展開します。

 

東京って地方人からみるとキラキラしていて芸能人やセレブが闊歩

 

してる街って思えるんですよね。

 

何年か前に遊びに行って相撲や美術館、歌舞伎に舞台と楽しく

 

過ごしました。それは表面上の事で夜遅くまで働く人やミルフィーユのような

 

地下鉄に疲れてしまったり・・・住むと遊ぶでは大違い。

 

努力して慶応大学に入った美紀が内部生とお茶に行ったら5000円もして

 

驚くんです。(高い!)地方学生の苦労を知ってか知らずか金持ち談義。

 

東京って地方から出て来た人間を疲弊させるって感じが出てたね。

 

 

松濤のお嬢様、華子は結婚をせかされてお見合い、合コンと頑張ります。

 

友達の紹介で居酒屋に入った場面は笑った。庶民過ぎてついて行けない。

 

しかも駆け込んだトイレの汚さに逃げ帰ってしまいます。

 

でもね、彼女はとても優しくて本当の「育ちの良さ」を持ってるんです。

門脇麦ちゃん、意外と小柄なのね。可憐で心優しい女性を演じてました。

 

姉の夫(左端)の紹介で出会った青年に一目ぼれ。

 

ようやく結婚するんですが・・・私ならあの家はノーサンキューだわw

 

どんだけ金持ちで政治家も輩出してるとはいえ、選民意識丸出しの

 

意地悪い人ばっかりでしょ。初顔合わせでの華子ちゃんの所作が美しくて

 

救われた感じ。それを品定めする様子に私まで緊張したわ。

 

なんか雅子様を思い出した。

 

 

印象的だった場面、華子ちゃんが婚約者と関係を持ってる美紀と

 

レストランで出会うのよね。スプーンを落とした美紀が拾う前にウェイターを

 

洗練された仕草で呼ぶんです。しかも嫌味が無い。

 

(私も美紀みたいに拾ってしまうなぁ。)

 

 

結婚後、華子ちゃんが美紀の家を訪ねた時、狭い部屋を眺めて

 

「羨ましい」と言うんでね。美紀が自分の力で得たものばかりだから。

 

庶民には庶民の(主にお金)苦労が。金持ちにはそれなりに世間体や

 

決められたレールやらで苦労があるんですね。

 

 

作中、美紀が同窓会で会った最低男と、華子のバイオリニストの友人が

 

印象に残りました。

 

華子が離婚を決めたのが唐突な感じがしたのですが、

 

その後、二人は改めて恋に落ちそうな終わり方なのが良かったわ。

 

門脇麦ちゃんの控え目な演技が素敵な映画でした。

 

 

 

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