お立ち寄りありがとうございますニコニコ

 

もうすぐ春分の日というのに雪が降っております( ;∀;)

 

さて、ネットフリックスで視聴した映画 Power of the dog の感想です。

シネマトゥデイより

 

1920年代のアメリカ・モンタナ州。周囲の人々に畏怖されている大牧場主のフィル(ベネディクト・カンバーバッチ)は、夫を亡くしたローズ(キルステン・ダンスト)とその息子ピーター(コディ・スミット=マクフィー)と出会う。ローズに心を奪われるフィルだったが、弟のジョージ(ジェシー・プレモンス)が彼女と心を通わせるようになって結婚してしまう。二人の結婚に納得できないフィルは弟夫婦に対して残忍な仕打ちを執拗(しつよう)に続けるが、ある事件を機に彼の胸中に変化が訪れる。

 

 

power of the dog って聖書から来てるんですね。キリストに狼藉を働いた

 

ローマ兵士のことだとか。暴力をふるったり侮蔑する人達を意味します。

 

二時間ちょっとの間、緊張感と居心地の悪さ、不協和音という感覚に。

 

1920年代のモンタナと言えば保守的で先住民への差別もあったのね。

 

・・・「ブロークンバックマウンテン」を思い出します。

 

(あれは60年代のワイオミングでしたっけ)

 

 

カンバーバッチが演じるカウボーイがこれまた粗野で、怖いのよね。

 

だけど下働き?のカウボーイたちからは尊敬されてるってことは

 

経営や仕事ぶりが良いんだろうね。

 

レッドネックの典型かと思いきや、意外とイェール大学で古典を専攻した

 

秀才というから驚きです。だから大学落ちた太めの弟を馬鹿にしてるのよね。

 

弟はカウボーイなのに蝶ネクタイなんかしてるボンボンで全然似てない。

この兄弟、結構いいお家の息子さんなのよね。屋敷にはお手伝いが二人。

 

屋敷に飾ってある剥製の立派さに驚いたわ。

 

父母との関係も疎遠で淡泊なのよね。

 

弟のお嫁さんがキルステン・ダンスト。スパイダーマンの時から

 

「だらしない」ってイメージがあったけど(ゴメンナサイ)この作品ではそれが

 

ピッタリだったわ。義理の兄が支配してる家に嫁ぐって縮み上がるね。

 

 

この連れ子がヒョロヒョロの美青年。中世的で造花を作るような繊細な子。


誤字発見!中世的→中性的でした(*´-`)

 

これはヤバいわ(;^_^A 横暴で粗野な男の態度に涙します。

 

この子、とにかく細い!私でもお姫様抱っこ出来そうなくらいw

 

容姿のせいで、粗野なカウボーイ達の冷やかしの対象になります。

 

パワーオブザドッグはこの場合はカウボーイ達の態度でしょうか。

 

先住民たちを忌み嫌い、女性的な男性を嘲笑する男たち。

 

 

カンバーバッチの演技も素晴らしいですし、配役の妙といいましょうか

 

なかなか印象に残る作品でした。

 

あ、ちょっと家畜や動物をさばいたりする場面がありますのでご注意です。

 

気になったのは馬のシーン・・・八つ当たりされた馬が可哀相だった。

 

 

 

ここまで読んでくださりありがとうございますウサギ