お立ち寄りありがとうございます
朝晩、急に寒くなって慌てて毛布を出しました。
児童文学作品を映画化したデンマークの作品。 良かったわ。
あらすじ シネマトゥデイより
11歳の少年サムは、1週間の夏の休暇を過ごすために家族と共にオランダ北部の島を訪れる。生き物には寿命があると気づいた彼は、最後の日を迎えた恐竜たちがそのことを知っていたのかと考える。ある日サムの前に、母親と二人で島に暮らす元気な少女テスが現れる。奔放な言動でサムを振り回すテスには、父親に関するある秘密があった。
アマゾンプライムで視聴。 オランダの映画って初めて見たかも。
84分とコンパクトなのに伝えたいことがキッチリと描かれています。
欧州の地理に弱いのですが、オランダって結構北にあるのに暖かいリゾート地が
あるんですね。サルサが似合う南国のようです。
原題は「My extraordinary summer with Tess」 テスとの素敵な夏」って感じかな。
邦題は原作の本と同じでも良かったような・・・
サムは「死」について考え始めたんですね。だから末っ子の自分は家族が
先に死んだあとの孤独に耐えられるように、楽しい休暇中も自分一人の時間を
作って、訓練しようとします。
そういえば、子供の頃、家族が死んだら、とかあれこれ考えたなぁ。
子供って語彙を持たないだけで、結構哲学的な事を考えますよね。
島で出会ったテスが魅力的なんです。 まだギリギリ思春期前の
二人の関係が微笑ましい。 無邪気に海ではしゃいだりする様子も
子供そのもの。だけど、内面は色々な葛藤があるんです。
島での1週間が少年を成長させます。
特に老人との出会いは11歳の少年に素晴らしいヒントを与えました。
老人は妻を亡くした喪失感を少年に静かに語ります。
「思い出をたくさん作るんだ」という老人の言葉に、家族との時間こそが
大切なんだと学びます。
テスとサムの家族の描き方が素晴らしかった。
俳優さん達も見慣れてないせいかとても新鮮でした。
そうそう、サムの腕時計がG-SHOCKなのよね。
SUZUKIのボロボロの車も出てきてちょっと嬉しかったわ。
もうすぐお彼岸。秋の夜長にいかがでしょうか(^^)/
ここまで読んでくださりありがとうございます