お立ち寄りありがとうございますニコニコ

 

 

昨日は夏至、今日は爽やかな夏の日差しを長く楽しめるので幸せ。

 

さて、ミニシアターでポスターに惹かれて観てきました。

 

あらすじ シネマトゥデイより

 

ロンドンで独りで暮らす81歳のアンソニー(アンソニー・ホプキンス)は、少しずつ記憶が曖昧になってきていたが、娘のアン(オリヴィア・コールマン)が頼んだ介護人を断る。そんな折、アンが新しい恋人とパリで暮らすと言い出して彼はぼう然とする。だがさらに、アンと結婚して10年になるという見知らぬ男がアンソニーの自宅に突然現れたことで、彼の混乱は深まる。

 

仕事が終わって、お昼頃の上映だったせいで、途中で地響きの様にお腹が鳴って

 

近くの人は絶対に聞こえたと思う。シリアスな場面で何度も鳴らしてゴメンナサイ。

 

お腹をよじったり、ひっこめたりしたけど、静かな場面に限って鳴るのよね。

 

 

・・・で映画の感想。

 

この映画、観る年代によって温度差が違うと思う。

 

若い人にはピンとこない映画だろうなぁ・・・

 

お話は老人目線で展開するので、記憶の欠落、老人性妄想が入り混じり

 

私たちも老人と同じように混乱します。

 

え、この人誰?娘?ヘルパー? 元旦那? さっき晩御飯で、もう晩御飯?

 

「ビューティフルマインド」の老人版みたいな感じ。

 

お陰で、お年寄りってこういう感じなんだと疑似体験できたよ。

 

だから何でも否定しちゃだめなんだなぁと。

 

でもさ、この爺さん、憎まれ口は叩くし、やたらとプライドが高くて娘は大変。

そんな爺さんなんだけど、時々、亡くなってる次女の面影が登場するのよね。

 

記憶の中では元気に生きてるんだろうね。偏屈ジイサンだから余計に切ない。

 

私が小さい時、認知症の母方の祖母を引き取って間もない頃に突然

 

息子の戦死の知らせが届いた記憶がフラッシュバックして隣室で大声で

 

泣き叫び出して、母が押さえつけてたっけ。子供心に怖かった記憶があるなぁ。

 

今なら祖母を抱きしめてあげられるのに。タイムマシーンが欲しいよ。

 

やっぱり、最終的には他人様のお世話になるのが一番だと思う。

 

 

アンソニーホプキンスの演技が素晴らしく、レクター博士とは違う

 

普通の、気位の高いお爺さんを熱演してました。

 

 

 

 

ここまで読んでくださりありがとうございますクローバー