お立ち寄りありがとうございますニコニコ

 

 

結構な雨が降って雪解けもすすみました。

 

さて、友達のNちゃんが「北海道が舞台になってる本」だよ~と教えてくれました。

内容紹介 アマゾンより

妊娠三ヶ月で癌が発覚した女性、
父親の死を機にプロカメラマンになる夢をあきらめようとする男性……
様々な人生の岐路に立たされた人々が北海道へひとり旅をするなかで
受けとるのはひとつの紙の束。
それは、「空の彼方」という結末の書かれていない物語だった。
山間の田舎町にあるパン屋の娘、絵美は、
学生時代から小説を書くのが好きで周りからも実力を認められていた。
ある時、客としてきていた青年と付き合い婚約することになるのだが、
憧れていた作家の元で修業をしないかと誘いを受ける。
婚約を破棄して東京へ行くか、それとも作家の夢をあきらめるのか……
ここで途切れている「空の彼方」という物語を受け取った人々は、
その結末に思いを巡らせ、自分の人生の決断へと一歩を踏み出す。
湊かなえが描く、人生の救い。 

 

 

作家を夢見た女性の原稿が人から人へ旅する話。 

 

湊かなえさん、こんな作品も書かれるんだぁと新鮮でした。私は読んで良かったです。

 

作家・カメラマン・特殊メイク等々将来の職業にしたいと子供や恋人が言い出したら

 

どうしますか?反対したり離れていったり応援したり・・・本人自身の境遇や覚悟もあるしね。

 

 

私は「湖上の花火」に共感しました。40代独身、証券会社の総合職の女性が

 

洞爺湖の高級ホテルに泊まるんです。ここ、多分ウィンザーホテルの事でしょう。

 

洞爺湖サミットの舞台にもなりました。あの頃は一泊8万円位かな?

 

今は3万位から泊まれるらしいけど、私の周りの人はロビーでトイレをお借りして帰ってきたと

 

か、そんな話ばかりw。私も行ったこと無いです。 作中、ラウンジの2000円のコーヒーを

 

この女性が飲みます。彼女の母は内職をして彼女を育てたのです。お金の価値観が

 

変わっていく様子が「分る分る!」思いました。 彼女にはテレビの脚本家を目指す彼が

 

居ましたが経済格差で別れます・・・そんな何処にでもあるような話が幾つか載ってます。

 

ちなみに2000円のコーヒーは作中ではめっちゃ美味しそうな表現がされてましたコーヒー

 

 

話逸れますが・・・(・・。)ゞ 年一回電話で近況を話す京都の友人が居ます。

 

友人の息子は野球推薦で入った大学を「監督と合わね~」と野球も大学も辞めてしまい

 

「ミュージシャンになりたいから東京の専門学校行かせてくれ」と言い始めたんです(;´ω`)ノ

 

(ミュージシャンって専門学校に行ってなるもん?ってツッコミたかったけどw)

 

翌年、東京に行ったそうです。母子家庭なのに我が儘息子!と私は思いました。

 

2年後どうなったか尋ねると、その息子、塗装業のアルバイトをしているうちに人手不足も

 

あってどんどん仕事が入って来て今では会社を興して頑張ってるそうです。

 

人生って分らないですよね(*´ェ`*) 

 

 

もし我が子や配偶者が例えばユーチュバーになる!とか言ったらどうしますか?σ(^_^;) 

 

まぁ政治家になるっていうよりマシかなw

 

 

巡り巡った小説のラストも爽やかですし電車の中や待合で読むのに丁度良い本です。

 

北海道を素敵に書いてくれて嬉しいです。富良野・美瑛に行きたくなりました。

 

 

ここまで読んでくださりありがとうございます北海道