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「国宝」がAmazonプライムで視聴できると思ってたらなんとこの作品も
観ることが出来ました。
1993年 2時間51分の大作です。
中国映画となっていますが、イギリス領だった香港で製作されたんですね。
作品は素晴らしかったのですが、この作品と中国共/産党との関係に
興味を持ちました。
1920年代の北京。雑然としながらも平和な様子。
1930年後半、日本軍が来て一変する生活。
その後、共産思想や文化大革命による文化人への圧力が描かれてます。
作品制作にあたっては本作と違う台本を提出して作ったそうな。
海外で沢山の賞を獲って本国でも上映できるかと思いきや許可されず。
しかし鄧小平の鶴の一声で上映が実現したという裏話が。
今の中国なら絶対上映出来ないと思うわ。同性愛表現もあるけれど
侵略してきた日本軍の将校たちが京劇を愛でて紳士的に振舞ったのに対して
(もちろん市民を銃殺する場面もあります)
戦後の中国の兵士が舞台に上がり込んで暴れてぶち壊すんですよね。
そこら辺が引っかかると思うんです。
むしろ日本軍より文化大革命や四人組に対する恨みの方が強い感じが
しましたよ。
鄧小平は四人組と対立したから上映の許可出したのかも(*´з`)
前置きが長くなりましたが、作品の感想をば。(ネタバレ注意です
)
何と言っても美しい主演の蝶衣を演じたレスリーチャンでしょう。
表情、所作全てが美しく切なかったわ。(子役も素晴らしかった)
あの独特の高音の節回しもご自分で歌ったのかな?
息子が邪魔で京劇の養成所に入れようとする母親、指が6本あるために
断られたら、なんと包丁で切っちゃうんですよ。
(原作では文化大革命中の重労働で指を失う)
そうして入った養成所も少林寺みたいな修練だし体罰も多い。
1920年代はまだ宦官が居たんですね。その餌食になる美少年( ;∀;)
大人になってもパトロンとなる袁世凱に迫られたりアヘン中毒になったりと
辛い人生を過ごすのです。(袁世凱が爬虫類みたいで気持ち悪かった)
レスリーチャンの演技が切なかったわ。この時代の同性愛は辛いよね。
ずっと想い続けてる兄貴分の男は女性と結婚。後半はこの3人を主軸に
展開します。(私の中ではアニキのどこがいいのか分らんかったわ)
山崎豊子先生の「大地の子」や「ワイルドスワン」でも文化大革命の
恐ろしさ、悲惨さが描かれてますね。京劇も壊滅状態になったとか。
ラスト、私は蝶衣は覇王別姫のストーリー通りに剣で首を切ったと
思うなぁ。アニキの笑顔で終わったけれど直ぐに姫が首を切っている絵が
出て来たからね。もしかしたら切るフリしたって事かもしれないけど
私の中では蝶衣は覇王別姫の通りに人生を終わりたかったのでは?と
想像しております。
日本の歌舞伎は漫画をテーマにしたり若い層にもアピールしてるけど
中国での京劇はどんな感じなんだろう?素晴らしい文化だから続いて欲しい。
なんか原作を読みたくなってきた。
よければ過去感想(^^ゞ
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