2月28日、第1回物流革新に向けたデジタル式運行記録計の普及促進に関する検討会が開催され、デジタル式運行記録計(デジタコ)の普及促進に関する検討が始まりました。

 

本検討会は、「物流革新に向けた政策パッケージ(2023年6月2日、我が国の物流の革新に関する関係閣僚会議)」において、「トラック事業者の運行管理の高度化により輸送の安全確保を図るため、デジタル式運行記録計(デジタコ)について、将来的な義務づけも視野に入れつつ強力な普及促進を図る」とされたのを踏まえ、トラックにおけるデジタコの強力な普及促進を図るための方策を検討するもので、当面のスケジュールとして、2024年夏頃にデジタコの普及目標、普及策等を設定するとされています。

 

資料では、トラック運送事業者に対するデジタコ装着率のアンケート結果として、次のようなデータが示されています。

 

最大積載量別デジタコ搭載率

 ・2t未満(軽貨物除く):52.2%

 ・2t以上4t未満:61.4%

 ・4t以上:71.7%

 

デジタコ未装着の理由(上位の回答)

 ・アナタコで十分に管理できる

 ・投資する余力がない

 ・義務化されていない

 

デジタコ装着の活用や効果(「大いに活用している/大いに効果がある」、「活用している/効果がある」と回答した割合 )

 ・運転者への安全運転指導:91.1%

 ・労務管理:82.9%

 ・事務処理の効率化・省力化:77.9%

 ・勤務管理:76.2%

 ・交通事故件数の減少:72.7%