先日は仕事の合間に御所市にある鴨都波神社 へ。

写真 1.JPG

写真 2.JPG

主祭神は事代主(七福神のエビスさん)で、大神神社の別宮とも言われています。

この事代主、現在でも宮中の御巫八神の一つになっているほど、立派な?神様です。

大国主の子で出雲の国譲りのときに呪術をかけながら海へ沈んでいった話が有名ですが、実は出雲神ではなく大和の国の神で、葛城王朝 時代に大切に祀られたとも言われているそうです。


そして、やはりここにも猿田彦が祭られていました。

この猿田彦も天孫降臨の後、伊勢の地で海へ沈んだそうでなんだか事代主と共通点があります。



ところで、皆さん葛城王朝って知っていますか?
相当な歴史好きでないとご存知ないと思います。


葛城市のとなりの御所市高天には、高天彦 神社があり、葦原中国を治めるよう指示した本来の皇祖神とも言われる高皇産霊神が祭られています。

また葛城市葛木には葛木御県神社 があり、ここでは天孫降臨をした天津日高日子番能瓊瓊杵命が祭られています。


こう考えると、天孫降臨や出雲の国譲りのもとになった話は、実はこの葛城(葛城市や御所市など葛城地域) で遥か昔に実際にあった話かもしれません。

もちろん、各地の伝承等が重なりあって、今の神話ができたのでしょうが。