我が家はホストファミリーとして、近くの公立高校に留学に来た留学生たちを受け入れています。
私は旦那の両親から引き継いだ形ですが、旦那の両親はホストファミリーをかれこれ15年ほどしていました。
私はオーストラリアに来て2年8か月、ホストファミリーをしていて感じたメリットとデメリットを書こうと思います。
ちなみにこれは完全に私個人の感想なので、全部のホストファミリーがこうだということではありません。
・メリット・
ホストファミリーのメリットって何だろうとめちゃめちゃ考えたんですが、正直これしかありませんでした。
お金
日本でホームステイを受け入れている方たちは、国際交流を目的にボランティア感覚でされている方も本当に多いと思います。素晴らしいことだと思います。
でもオーストラリアは国自体がすでに色んな人種であふれかえっています。子供たちも学校に行けば色んな国出身の友達がすでにいるし、街を歩けば外国人だらけです。
なので国際交流が目的でわざわざホームステイ受け入れをする家庭は少ないと思います。
そして、オーストラリアでは名目上、ホームステイはボランティアと位置づけられているので、ホストキッズ2人分までの家賃収入には税金がかかりません。学校の決まりにもよりますが、だいたい1週間$300(光熱費、インターネット、食費含む)なので、1ヵ月で$1200、ホストキッズが2人なら1ヵ月で$2400(約20万円)が収入として入って来ます。
しかも、1・2ヵ月の短期留学ではなく、高校留学は3年から4年は絶対にいるので、ホストキッズがホストファミリーチェンジと言わない限り、安定した収入が毎月入ってくるのです。
・デメリット・
お金だけでホームステイ受け入れするなんてけしからん!ホストファミリーをする資格ない!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、14歳~18歳までの子供たちを受け入れて一緒に生活するのは結構大変なんです。
まず、ご飯の支度は毎日しなければいけません。平日は朝と夜、休日は朝・昼・晩の3食です。お昼に出かけて、ちょっと遅くなったしこのまま夕飯も外で済ませようか~ということはできません。ホストキッズにご飯作らないといけないので。もし、1日出かけることになると、朝からランチとディナーを両方作ってから外出する必要があります。平日仕事が夜まであるときは、朝から夕飯を作って冷蔵庫に入れておきます。ちなみに学校のホリデー中は平日でも3食作らなきゃいけません。それに対しての食費の追加料金はありません。
次に、1泊2日の旅行でさえ行く事はできません。旅行に行けるのは、長期のスクールホリデーでホストキッズが自国に帰国中の時のみです。夏の約2ヵ月の休みを自国に帰らないと選択された時は本当に地獄です。どこにもいけません。
ここまでが2トップのデメリットです。ここからはマイナーなことになりますが、ホストキッズの生活面でのサポートが必要です。
今までは全部母親がやってくれていたのでしょう、洗濯の仕方、掃除の仕方、食器の洗い方など全く知らない子が多いです。でも我が家では洗濯は各自で、食器も自分の使ったものは洗うように教えています。掃除は週に一回私達が掃除機をかけます。
もう本当に部屋が汚くて、床に物が散乱していて掃除機もかけられない状態にする子もいます。定期的に一緒に片付けたりしますが、いつの飲み残しかわからないペットボトルや、カビのはえたコンテナ、しわくちゃの服、その子の部屋のドアが開いただけで広がる異臭、、、そんな子もいるんです。
一番困ったのが偏食です。野菜・果物一切ダメ。食べられるのは肉と米と麺類のみ。最悪ですよね。笑
そんなのでよく両親もオーストラリアに留学に送り出せたなと。おむつ取れてないのに小学校上がっちゃったみたいな。
その子がいた時はとりあえず、お肉と野菜を別々に料理していましたが、私も仕事してて料理にたっぷり時間を使えるわけでもないので、その子には2週間ほどで違うホームステイに移ってもらいました。
あと、みんな夕飯食べ終わってキッチンを綺麗に掃除したのに、朝起きてキッチンに行くとシンク周り水浸し、床とテーブルにパン屑が散らばってたり、牛乳はテーブルに出しっぱなし、、などなど、こういう細かいことがいーーーーっぱいあります。
仕事終わって急いで夕飯準備したのに、ホストキッズは夕飯外で食べて帰ってきて、家のご飯いらないって事後報告されたり。本当は学校のルールで、夕飯を外で済ませてくるならホストマザーに夕飯いらないと伝えることと決まりがあるのですが、まず守りません。こっちが聞かない限り言いません。これ本当に腹立ちます。
1年以上一緒に住んでいるホストキッズでもこういうことが結構いっぱいあるので、新しいホストキッズの受け入れは結構慎重になります。
以上今思いつく限りのメリットとデメリットでした。デメリット多すぎ←笑