候補地の一つである茜浜し尿処理施設

 駅頭配布用の「市政レポートNo.66」の内容は、以下の通りです。

◆四市複合組合の第2斎場は中間報告で茜浜の候補地を

 四市複合事務組合(習志野、船橋、八千代、鎌ヶ谷で構成)が運営している馬込斎場は、急激な高齢化で年々増加する火葬件数に対応して暫定的な増設を計画している。しかし、それでも平成32年度には受け入れが限に達するものと予測されるため、平成31年10月の供用開始を目標に八千代市内で第2斎場建設の準備作業を進めていた。

 ところが、この計画地内において環境省が定めるレッドリストに該当する準絶滅危惧種の野鳥の営巣が確認されたことから、事業の大幅な遅延が確定的となった。私も出席した8月の組合議会では、当該地での建設断念を決定した。

 また、その議会で斎場用地の候補地として習志野市に検討をしてほしい旨の要請があった。それを受けて、習志野市は四市第2斎場候補地庁内検討委員会を設置し、10月24日に開催された第二回検討委員会で中間報告として第2斎場の候補地や今後の課題について明らかにした。以下が概略である。

◆し尿処理施設と最終処分場用地2万8798平方㍍の提示が可能



隣接する最終処分場の一部


 し尿処理施設が稼働している1万6000平方㍍の用地と隣接する茜浜一般廃棄物最終処分場用地(4万0800平方㍍)のうち東側の1万2798平方㍍を合わせた2万8798平方㍍を候補地として提示することは可能であると判断している。
 
 ただし、平成27年4月からし尿処理業務を市川市に委託するための手続き中で、都市計画決定の変更や補助金の返還などの作業も必要である。最終処分場用地も県企業庁との協議等があるし、加えて市民への説明など課題は残されている。