生駒市がこの夏から先頭を切って、エアコン問題について動き出します。

 

 

 

生駒 エアコン整備に約19億円

 

 

生駒市は、来年の夏までにすべての市立の小中学校と幼稚園にエアコンを整備する費用として、およそ19億円を盛り込んだ補正予算案を15日の臨時市議会に提案し、全会一致で可決されました。

ことしの記録的な猛暑を受け生駒市は、来年の夏までに市立の幼稚園と小中学校すべてにエアコンを設置することを決め、整備に必要な経費としておよそ19億円を一般会計の補正予算案に盛り込み、15日開かれた臨時市議会に提出しました。
生駒市では、ことし9月の時点で市立の小中学校の普通教室のエアコンの設置率は3.7%にとどまっていました。
財源は、主に国庫補助金と、市の借金にあたる市債ですが、ふるさと納税で寄せられた寄付も5500万円含まれていて、補正予算案は全会一致で可決されました。
市では、12月定例市議会に、工事契約に関する議案を提出する予定で、順調に進めば来年1月に工事を開始し、来年6月末にはエアコンの設置を完了したいとしています。
公立の小中学校へのエアコン設置については、奈良県も国の補助金に上乗せする形で総額9億円を支援し、市町村の負担を減らすことにしています。