洗っても洗っても
きれいになってるか不安で、
また洗ってしまう。
物をやたらと落っことすな…と思ったら、
ちゃんと手で物を掴んで持つことができなくなっている。(手を汚したくないらしい)
それまで率先してやってくれていた
お風呂洗いも
問題なく出来ていたシャワーを浴びることも
娘にとって
ものすごい苦痛に変わってしまいました。
娘曰く、
「いつ(洗うのを)辞めていいかわからない。」
とのこと。
酷い時は
手洗いしながら泣きながら私に言うんです。
「ママ、どうしたらいいの?どれだけ洗えばきれいになるの?やめたいのにやめられないの。教えて…」
って。
もう切なくて
かわいそうで
涙が出そうになりました。
他にも、独り言が止まらなくなったり。
自分の手がどこかに触ってしまったとブツブツ言ってるんです。
それも一日中。
それで疲れ切って(そりゃあ、一日中独り言言い続けているのだから、相当疲れるはず)、
でも夜も布団が手に触れるのが気になって、なかなか眠れない。
ほんとにピークの時は
そんな痛々しい状況でした。
私も娘の苦しさを思うと
胸が張り裂けそうで、
息子がものすごく苦しんでいた時の気持ちが蘇ってきて、
「どうしてこの子まで…。どうして私は2回もこんなに苦しい思いをしなきゃいけないの…。私はそんなにいけない母親だったの…?」
と、
またもや負のループに飲み込まれそうになりました。
そんな状況を
息子の時からお世話になっているカウンセラーさんに相談したところ、
私が思いもしないような答えが返ってきたんです。
それは、
「娘さんのそういった行動が強くなっているのは、娘さんの中の我慢が解け始めているからですよ。お母さんの緊張が解けてきたからです。」
と。
ど、どういうこと…??
と始めはすんなり理解出来ませんでした。
でも、カウンセラーさんの説明をよくよく聞くと、強迫行動や確認行動というのは、自分の中の甘えが出てくるのを抑え込もうとしているから起きるとのことでした。
もう我慢はイヤだ、楽になりたいという自分と、
そんなことは許されないと反発する自分が闘っている状況だそうです。
「娘さんに最近何か変化はありませんでしたか?」
と聞かれ、
そういえば、その頃娘がめずらしく私に甘えるようになってきていたのを思い出したんです。
スキンシップを求めて来るようになったとか。
あとは、
私に泣きながら怒りをぶつけてきた事があったのを思い出したんです。
「ママはにいににもっと怒ってほしい」とか、
「私はにいにみたいにママを困らせたくない」とか言って。
カウンセラーさん曰く、
娘が私に怒りをぶつけられたことはとても良いことで、徐々にこれまでの我慢が崩れようとしてるとのことでした。
私の緊張がとれてきたから
娘の甘えが出てきたんですね。
だから今は
ただひたすら娘のそういう行動に付き合ってあげることが大切だと言われました。
ようやく
娘の我慢が崩れようとしている。
私はそれを知って
いくらか救われたような気持ちがしました。
手のかかる兄の影で
ずっとわがままを言わずに我慢してきた娘が、
やっと楽になれるのかもしれないと。
あれから一年。
良くなったり悪くなったりを繰り返し、
今の娘は強迫行動や確認行動はなくなっていないものの、かなりマシになりました。
昨日、娘が畳んだ洗濯物がぐっちゃぐちゃなのを見て、ニヤけてしまいました。
「てきとうにできるようになったのね…」
と。
ひどい時は洗濯物も折り紙を折るように
キッチリ畳まないと気が済まなかったので。。
シャワーもだいぶ短時間で出てこれるようになりました。
そして、朝起きた時、
「ママだっこ」
って言ってきた小3の娘を抱っこしながら、
ようやく
ようやく甘えることを
自分自身に許せるようになってきたのね…
と思いました。
ほんとは小さい時から
こんな風に甘えたかったんだろうに。
抱っこをしてあげても
「もう下りる」と言ったり、
おんぶをしてあげても身体に力が入って、
背中にもたれかかることができなかった娘を思い出して、
感慨深いものがありました。
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