タイトル通りですが…。
音楽の基礎、楽譜を読み解くための文法事項である『楽典』の最初のテキストとして2,3日ほど前から読み始めた青島さんの楽典の本↓
こちらは前回の記事でも紹介しましたよね!
ついに読み終えました!!(ぱちぱちー)
受験対策によく使われる黄色本が堅苦しくて、楽典をまじめに学んだことのない僕にとってはしんどかったんです。なので、読みやすそうな青島さんの本を購入したのでした!
P.S.
なぜ音大受験の勉強なんか始めたのかという根本的なところはこちらの記事をお読みいただければ!(宣伝、宣伝…。)
さあ、前置きが長くなりましたが、ついに楽典の本を一冊読み終えたわけであります!!普段本を読まない人間であることも相まって、達成感がものすごいです!!
内容は、全8章から成っており、1章から6章で通常の楽典同様、音程や音階、旋法、和音、調、拍子、記号…などについて青島さん独自の視点から書かれており、残りの7章と8章は楽曲の形式など、『楽式』の知識についてと、実際にオーケストラのスコアを読み解いていく手順が記されていました!初めてということもあって何ヵ所か文章が??となるところもあったのですが、全体を通してスッと頭に入ってくる、とても読みやすい本でした!
長調や短調の成り立ちや、各調の雰囲気などなど…、普通の楽典の本には載っていないよ
うな豆知識や青島さん独自の発想など、青島さんの知識や感性が散りばめられており、楽典を学ぶ際にも、教える際にもとっても役立つ1冊だと感じました!!
ぜひ皆様もご一読を!
さて、楽典は青島さんのおかげで大学の行き帰りの隙間時間で2,3日で概要をつかめたわけですが…。芸大作曲科入試にはまだまだ試験科目があるようで。
調べると、楽典の知識ができてきたら『和声法』をやしましょう!とのことで。
わせいほう??
なんじゃそれ。どうやら和音と和音の連なりについての学問、それが和声法だそう。今回もやさしそうな本で・・・、と思ったのですが、楽典と違って和声はテキストが少ないような気が…。
確かに、楽典は音楽の文法という超重要なお勉強なのに対して、和声って古典派(有名なのはハイドン、モーツァルト、ベートーベンの初期)より前のバロックやルネサンスの時代なんかに用いられたいわゆるポリフォニー音楽(和声法に対して対位法という技法を使う)の勉強にはならないし、近現代の新しい和声や無調の音楽などの勉強にも(あまり)ならないし、単に「古典派やロマン派の一部の音楽のつくりを分析する役に立つ」くらいのものだと考えると需要もそれだけ少なくなるわけで…。
日本は世界でも稀な、自国の音楽よりもヨーロッパやアメリカの音楽が異常に支持されている国なので、今日本で流行しているポピュラー音楽などは当然今のアメリカやヨーロッパのポピュラー音楽と同じようにホモフォニー音楽(ベースの上に和音があり、そこに旋律が乗っかっている音楽)ですよね。そんな音楽が流行している日本での音楽教育には、その元になる古典的な音楽の和声を学ぶことがより正しい音楽の感覚を養うのに適しているのかもしれませんが…。
ちょっと話がそれましたが、和音の連結って作曲してるとすごい気になっちゃうことありませんか?ここの和音外音の処理どうしよう、とか、主要三和音においては第一転回形の時、第三音を重ねると嫌な響きだなー、とか。
ヨーロッパで発展してた古典的な音楽の最大の特徴として、こういった和音の連結に関してかなり深く考察しているという点があげられると思うんです。
さっき述べた第一転回形における第三音の重複や、他にも連続○度、並達○度などはロックなどではどうでもいいように扱われてますが、ヨーロッパの古典派からロマン派の作品を見ると、なるほどどれも和声が美しく響くように連なっているではありませんか!
そう、まさしくこういった美しく響く和音の連なりをマニュアル化したものを学ぶためにも和声法の勉強は必須なのです!!
受験のために少しずつヨーロッパの古典的な作品に触れ始めると、今までテキトーに重ね連ねていた和音の流れ方についてより意識が向くようになり、作曲する時に生じるもやもやした感じが和声法を学ぶことで解決されるのではないか、と思い始めました。
・・・。
「あれ、なんか今日のなっぷるさん、やけに専門的じゃない?何が起こったの?」
そんな声が少し聞こえてきました!
ええ、実は私、楽典にプラスして和声法の本を数冊買って読んだんです!今回読んだ本がこちら↓
まだ途中までしか読んだり課題を実施したりしていないのですが…。このシリーズの全3巻と別巻がもともと東京芸術大学で使われていた和声の教科書なんです!といっても作曲科以外の学生用ですが。これは作曲科受験で必ず使われるテキストらしく、日本ではこれ以外は無い!と言われるくらいの名著。著者を見ればその理由はわかります。
理論に関しても、実習課題に関しても、連結に関しても…、この芸大和声ほど誰にでもわかるようにこんなにも親切に書いてくれている本は、いろいろと比較しましたが無いです。日本語は堅苦しいですが、汚い言い方で言うと、アホでもわかるように細かい段階にわけて解説が書かれていますし、課題も本来ならもっと少なくてもすむところをたくさん作ってくれています。
続いてこちら。上記のいわゆる芸大和声を読みながら、この本も読んでみると、和声の本質がつかめました。和音ってそれぞれに色合いがあって、その色合いが移り変わっていくグラデーションの変化なんですよね。僕は和声に関して、ただ単なる理論ではなく、手触りや色の変化、位置エネルギーが高まったり発散されていく感覚、こんなものを感じてしまいます。その感覚的な部分がこの本でどんどん明らかになっていきます。
レビューを見るとどうやらこの本がただ単にⅠやⅣなどの和音記号をとりあえずキャラに置き換えただけと勘違いされてる方が多いように思いましたが、著者は和音を単なる音の重なりと捉えず、ある調を定めた時にできる固有和音それぞれが個性を放ち、色合いを持ち、そのつながりによってはエネルギーを発したりグラデーションの変化が生じたり…、といった和声の本質を伝えてくれているのだと感じます。
とりあえずキャラにしたのではなく、意図があってそのキャラになっているのだ、という認識があってこそこの本を読む意味が出てくるかと思うので、理論と実習をある程度芸大和声でやってから読むのがおそらく正解です。
この本は和音の連結や短調の和声については述べられていないのですが、芸大和声では日本語の音楽用語のみが使われているのに対して、ポピュラー音楽にも対応できるようにか英語での用語と日本語での用語をどちらも示してくれているのでとてもありがたいです。僕が感じている和音の色合いやキャラとは少し異なるところがあったので、そこは適宜自分の思うキャラに置き換えながら読み進めてました。
続いてこちら。この本も読んだのですが、こちらは長調、短調どちらも、そして借用和音や転調、ドリアやナポリなどの和音について、すなはち古典派やロマン派の時代の和声についてのおおよそ全てを連結も踏まえて一冊にまとめてあります。ちょっと日本語が??な部分があったり、章の構成がちょっとわかりにくかったり…。この本だけで巻末の課題を実施できるかのように書かれていますが実際この本だけで巻末の課題の実施は無理です。あくまで概要を手っ取り早くとらえるために活用する本、という認識で使うととてもありがたい本でした。
P.S. その2
僕は絶対音感があるので演奏しなくても頭の中で演奏できる(相対音感だけでは調性がつかめない部分も補える)ため、この手の本は電車の中で読んでもなんとか理解ができるのがちょっとした救いでした…。
なんだか何もわかってない自分がレビューみたいなことをしてしまって申し訳無さが異常ですが、できる人が読んで「わかりやすい」というのと、僕みたいなできないやつが読んで「わかりやすい」というのは全く違う可能性があるので、万が一、億に一、この記事を参考にされる場合は、できない人の評価基準としてご活用ください笑
ということで、楽典に引き続き、和声法の学習にも取り組んでいこうと思います。
こちらですが、楽典を一通り学んだので、ちょっと急ですが楽典のテスト対策をはじめていこうと思います。すでにバイト代で購入済みなので今日から1日2題ずつ、解いていきます!点数などはその都度記事に載せます(めんどくさくならなければ笑)
他にも大量に音楽関連の本を購入してきたので、本嫌いですがいろいろ読んではレビューしていきます!
今日はちょっと疲れ気味だったので口調がまじめになってしまいました…。いや、それでいいんですよね…!
でわでわ!
See you!!!