今回は戸籍変更について書きたいと思います。
🔵概要
家庭裁判所は以下の条件で性別の取扱いの変更の審判をすることができます。
①2人以上の医師により性同一性障害であることが診断されていること
②20歳以上であること
③現に婚姻をしていないこと
④現に未成年の子がいないこと
⑤生殖器がない又は生殖器の機能を永続的に欠く状態
⑥他の性別の性器に近似する外見を備えていること
🔵戸籍変更で必要なもの
・申立書(家庭裁判所で記入もしくはインターネットからのダウンロード)
・2名の医師から戸籍変更用診断書
・戸籍謄本[出生から今まで]
・収入印紙(800円)
・郵便切手
・手術証明書
※各都道府県や裁判官により異なる場合がありますので、お問い合わせ時にご確認ください。
🔵戸籍変更までの流れ
1、手術をする
2、戸籍変更用診断書をもらいに行く
3、家庭裁判所に必要書類を確認
4、申立書を書く
5、郵送か直接、家庭裁判所に書類提出
6、家庭裁判所より質問の回答又は裁判官と面談
※俺の時は質問も面談もなかった
7、家庭裁判所から審判の通知
※早くて1週間で通知がきます
8、2週間~1ヶ月くらいで変更後の住民票が届く
・強制的に親の籍から抜かれます。俺が住民票を役所に取り入った時いつも筆頭者を父親の名前で書いていたのでいつも通り書いたら籍がないと言われました。役所の人に確認してもらうと籍が抜かれていて筆頭者が本人になってると言われました。籍抜かれるなんて聞いてなかったので1人ぼっちの独身になった気分になりました😅
親もそのことを知らず籍が抜けて少し悲しんでいました。戸籍変更にはそうゆうことも関わってくるので両親と話したり少し考える必要があるなと思いました。もう親の戸籍には一生入れないので結婚しないとずっと1人ということですね笑
結婚すると分籍されのが普通だから早く結婚して籍を入れて欲しいですね🙂
✱混乱するかもしれない事
・それは続柄の部分です。戸籍謄本、住民票には今までの改名した事や性別変更したこと、住所変更など全てのことが記載されます。
俺は姉がいるため元々の続柄の表記は「二女」となりますが、戸籍変更の続柄の表記は「二男」となっていました。俺には兄がいないので長男になるはずが二男となりました。
例でいうと長女だった人は兄がいても長男となるので一家に長男が2人いることになります🤨
単に女の表記が男に変わるだけという事ですね。
時々結婚したあとなどパートナーに姉、兄がいるなんて聞いてないよと言われることがあるそうなのでパートナーには説明しておきましょう笑
🔵戸籍変更すると?
・1番大きいのは法的に結婚できるようになるということです。今の日本では同性婚は認められずパートナーシップ制度と言うものがあります。
戸籍変更すると物理的に自分の子はできなくなるので精子提供や人工授精で子供が生まれた場合でも父という届出を出すことができます。
🔵戸籍変更にかかった費用
・早稲田通りこころのクリニック24060円
・あらまクリニック7560円
・手術証明書診断書3300円
・切手 3293円
・戸籍謄本全部記載450円
・収入印象800円
🔵戸籍変更後、保険証などの性別変更
・保険証
・免許
・マイナンバー
・生命保険や自動車保険など
・診察券の変更など
✱生命保険や自動車保険は性別変更することで保険料が下がったりする場合があります。俺の場合は両方で年間2万円ほど保険料が下がりました。
性別変更する手続きは簡単ですが、一つ一つ変えていかないといけないのでめんどくさいですね笑
次回は医療費控除について。